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スターフォックス アサルト 【すたーふぉっくす あさると】 ジャンル シューティングゲーム 対応機種 ニンテンドーゲームキューブ 発売元 任天堂 開発元 ナムコ 発売日 2005年2月24日 定価 6,476円(税別) 判定 なし ポイント 一人用モードのボリュームが少ない白兵戦は面白いがシューティングを求めていた層には微妙対戦モードは傑作 スターフォックスシリーズ 概要 ストーリー 評価点(本編) 賛否両論点(本編) 問題点(本編) バトルモード(対戦モード) 特徴・評価点(バトルモード) 問題点(バトルモード) その他 総評 余談 概要 名作STG、スターフォックスシリーズの4作目。 シリーズ3作目の前作『スターフォックス アドベンチャー』がSTGではなくアクションゲームという変わり種であったこと等から、ユーザーはSTGとして発表された本作に『スターフォックス64』の正統な進化版が期待されていた。 開発が任天堂ではなくナムコであるという点は一抹の不安要素ではあったものの、ナムコ開発のフライトゲームと言えば広く知られる名作『エースコンバット』シリーズが存在し、本作も後述するように一部メディアにおいて『エースコンバット』の開発チームが担当するという記述もあったため、発売前の時点では概ね好意的に受け取られていた。 結論から言ってしまうと、手放しで名作と評価するには難のある凡作という評価に落ち着くこととなった。 ストーリー 前作『スターフォックス アドベンチャー』の事件から一年後、スターウルフを追い出されたアンドリュー・オイッコニーは、亡き叔父Dr.アンドルフの残党を率いてコーネリア軍に反旗を翻した。老齢のために引退したペッピー・ヘアに代わり、惑星サウリア(*1)の事件がきっかけで加入したクリスタルを迎え、新生スターフォックスはオイッコニー軍撃破のために出撃する。しかし、それは謎の生命体「アパロイド」との銀河の命運を賭けた争乱の序章に過ぎなかった…。 評価点(本編) ストーリー 今までのスターフォックスシリーズは「軍と軍がそれぞれの思惑の下にぶつかり合う宇宙戦争」がテーマであり、敵も基本的に「軍隊」であったが、今回の敵はそれらとは一風異なる機械生命体「アパロイド」である。マザーを撃破しない限り無限に増殖するという圧倒的な物量に加え、機械と融合しアパロイドに取り込むことも可能という設定を持つ。負ければフォックス達どころか全宇宙がアパロイドに支配されてしまうため、全編を通して重くシリアスな物語が展開される。 この手の生命体が登場する作品として王道の展開、即ち仲間の乗った機体を撃たねばならない葛藤や、新型兵器が敵に取り込まれる展開、強大な敵を前に敵味方の枠を超えて協力体制が起こる展開、仲間を切り捨てながら元凶の撃破へと向かう展開などは概ね押さえている。やや使い古された感はあるものの王道的で熱いシナリオとなっている。 美麗なグラフィック GCの中では最高峰のグラフィックを実現している。特に序盤における惑星フォーチュナー宙域での艦隊戦の表現は素晴らしい。 アパロイドの「機械生命体」という難しいグラフィック表現にも成功しており、昆虫にも見えるが機械にも見える、というギリギリのラインが取られている。 キャラクターのモデリング・モーションも大変凝っており、ムービーや幕間の会話シーンではキャラが非常に感情豊かに動く。動物らしく状況によって細かく反応するフォックスの耳や尻尾の動きだけを取っても並々ならぬ作り込みである。 この作り込みが問題点の項で後述する「登場人物の少なさ」に繋がってしまったかは定かではないが…。 世界観がSFに回帰した 前作『アドベンチャー』がスターフォックスとしては異色のエコロジカルな世界観だったが、本作から従来のSFに回帰しシリーズを支持していたファンから好評を得る事となった。 無数の戦艦が飛び交う宇宙をおなじみのアーウィンで駆け巡り、ステージ選択でシリーズで定番の惑星カタリナやコーネリアに出撃する事が出来る。特に『64』で粗いポリゴンでしか表現されていなかったコーネリアは未来都市の様な表現で描かれるのは嬉しいファンサービスであり、マシンから降車して自由に散策も出来るのも本作の魅力である。 前作で問題視されていた『フォックスがブラスターを使わない』も改善され、様々な射撃武器が使えるようになった。特に『64』で設定のみで本編には登場しなかったブラスターが本作でようやく標準装備で実装される事となり、ブラスターを手にアパロイドと戦うフォックスは格別の格好良さがあると言える。 一方で、ミッション6『惑星サウリア』では前作の舞台である惑星サウリアに出撃すると言う本作が前作『アドベンチャー』の続編を意識した要素がある。ミッションクリア後のムービーで成長したトリッキーとフォックスが再会し、フォックスとクリスタルの仲を知ったトリッキーが『 サウリアを平和な惑星にして新婚旅行地にする 』と冗談めいた事を言う等、ファンサービスの面でも抜かりは無い。 音楽 本作の音楽はフルオーケストラを使用しており、かなり完成度が高い。特にアパロイドマザー戦の音楽は第一形態、第二形態共に必聴もの。 宇宙をバックに壮大な戦いが繰り広げられる本作とオーケストラの相性はかなり良く、プレイヤーの心情を盛り上げてくれる。 白兵戦の導入 前作同様(正確に言うと『64』の隠し要素から)フォックスがアーウィンを降り、人間大の敵と白兵戦を行うマップがある。これ自体は武器の切り替えが面倒など多少の問題点はあるものの、非常に凝った作りでユーザーからも好評だった。これによりフォックス達動物擬人化キャラにもゲーム中での出番が大幅に増え、機体頼みの単調なゲームデザインが解消された。 ロケットランチャーからスナイパーライフルに至るまで多彩な武器が用意されており、敵に殴り込みをかけて一気に制圧することも、遠距離から敵を一体一体倒していくことも可能。産廃武器は無い事もないが、概ね各自のプレイスタイルに合った武器を選択できる。 ステージによっては白兵戦パートでもアーウィンやランドマスターが使用できる。 火力は低めだが高い機動力で目的地に瞬時に移動したり、空中から地上の敵を一方的に攻撃可能なアーウィン、圧倒的な破壊力の砲撃を有し、小粒な敵なら突進で轢き潰して倒せる爽快感抜群のランドマスターと差別化がなされており、いずれも攻略の大きな助けとなる。 フォックスと機体とではシールド(体力)ゲージが分かれている。搭乗中の被ダメージは両方が負うものの、フォックス側のダメージは大幅に軽減される。白兵戦パートでは機体が大破するとフォックスは投げ出され生身の状態に戻るが、破壊された機体は一定時間が経過すると新しいものが転送される。チームの予算は大丈夫なのか? 奥深いスコアアタック要素 強制スクロール面・オールレンジ面(白兵戦パート含む)のいずれもスコアアタック要素の面白さは健在。 オールレンジ面では敵を撃破すると画面右にコンボゲージが溜まっていく。このゲージは敵を撃墜しないでいると徐々に減少していくが、ゲージが途切れないように連続して敵を倒すと一定数ごとにコンボボーナスが入る仕様。これにより、高スコアを目指すには「コンボを途切れさせないようにいかにして効率よくステージを回るか」という戦略性を生み出している。 高難易度では広いステージの各所に大量に敵が存在するが、クリア時のタイムボーナスとの兼ね合いもあるため「どこまで手を伸ばすか・伸ばせるか」の取捨選択も重要になり、自力での攻略は非常に奥が深い。 賛否両論点(本編) 『64』と重複するステージの舞台 今作のステージは「カタリナ前線基地」「氷の惑星フィチナ」など『64』と重複するステージが多くを占めている。 今作の美麗なグラフィックで細部まで描かれたカタリナの前線基地などはファンからすると非常に見ごたえがあり、同じく今作用にアレンジされたBGMのクオリティも申し分ない。 一方で、本作オリジナルのステージ・BGMはその分かなり少なくなっている。 前作のステージが水の惑星・荒野の惑星・溶岩惑星と非常にロケーションに富んでいたことや、本作のシナリオモードそのもののボリュームの乏しさ(後述)もあり、『64』のファンであっても「知っているステージがリファインされていて面白い」「知っているステージばかりで新鮮味が無い」と賛否が分かれるところ。 喋らない敵キャラクター 本作のメインとなる敵のアパロイドは意思疎通の不可能な機械生命体であり、基本的に喋ることがない。そのため、『64』およびシリーズ後発作品で好評を得ている「個性的な敵キャラクターのセリフ」要素がほぼ存在しない。 したがって今作での通信会話は味方キャラとの会話がメイン。会話量は多いため『64』と比べて量的に寂しいわけではないが、コミカルな敵キャラのセリフや交戦中の熱い掛け合いに乏しいのはやはり物足りなさが否めない。 数少ない会話可能な相手である序盤のステージのオイッコニー軍およびサルガッソーのならず者たちは、「破竹の勢いで進撃するスターフォックスに恐れおののく」「自信満々に見せた新兵器をファルコに馬鹿にされ憤慨する」といった『64』の魅力そのままの面白いセリフをたくさん喋ってくれるだけに、すぐに敵がアパロイドに移ってしまうのは惜しいところ。 無機質に星々を侵略するアパロイドの恐怖を演出するためには仕方ない面もあるが、そのために『64』の大きな特徴・長所であった部分をオミットせざるをえなかったのはやはり残念。 とあるシーンではレオンが「虫ケラめ。恐怖しない敵などつまらん」というセリフを述べる。彼の残忍な性格を表したセリフではあるのだが、思わずこれに同意してしまったプレイヤーも多いかもしれない。 キャラクターデザイン(というより服飾デザイン) メインキャラであるスターフォックスメンバーの服が何故か全身原色ほぼ一色という特撮ヒーロー物の様な極端なデザインになっている。 唯一、上からベストを着込んだ従来スタイルに近いフォックスと『64』から変更の無いペッピーまだマシなのだが…。 問題点(本編) 全体的にゲームボリュームが薄い シナリオモードが分岐無しの一本道な上に、全部で10ステージしかない。『64』が14ステージ以上、25通りの分岐が存在したことに比べると、明らかにボリュームが少ない。 ただし、ステージ自体は長めに作られている。特に9ステージ目は20分~30分かかるボリュームである。 ただでさえボリュームが薄いのに、『64』の二番煎じを感じさせられる場面まで複数ある。具体的にはオールレンジモードで複数のミサイルからの防衛戦を行うステージがあったり、「アンドルフ」や「デスボール」に類似したボスが登場する。 配置やマップ自体は全体的に広く作られ、かつバリエーション豊富でそれなりに凝っているのだが、いかんせん10ステージを繰り返すしかないので単調であり飽きるのが早い。 これまでのシリーズでおなじみだったトレーニングモードも無い。そのため、初心者には多少辛いものがあるかもしれない。 シューティングゲームとは呼び難いステージ配分 シューティングにおいてメインであるはずの強制スクロール面は10ステージ中たった3つ。アーウィン専用ステージはもう1つあるが、そちらはオールレンジモードで行われる。そして残りのステージは全て白兵戦パートのあるオールレンジモード。 この白兵戦メインのステージにもアーウィンやランドマスターのどちらかが用意されており、任意で乗り換えて攻略を進める事は可能。 白兵戦自体はおおむね好評ではあるのだが、仮にもシューティングであるはずなのに肝心のシューティングが少なすぎるのは問題で、前作がアクションアドベンチャーだった事も相まって『64』のようなシューティングゲームを期待し購入した人を大いに落胆させた。 前作同様フォックスが機体頼みでは無く、己の身体能力で戦闘出来る様になったのは非常に良いこと(?)だと思われるが、 わざわざ機体を降りて戦闘してまた機体が必要になれば走って戻らなければならない と言う非常に煩わしい事をしなければならないので、テンポを悪くしている。その上、ミッション中でやる事もマップを散策して目標物を撃破する事しか無いので、出来る事が非常に少なく、肝心のボス撃破は『 大型のアパロイドには太刀打ち出来ない 』(*2)と言う理由で機体頼みになってしまう。 やはり試みとしては目新しさがあったが、後継作にあたる『ゼロ』ではボタン1つ押すだけでアーウィンからウォーカーに変形出来るシステムが導入され、アクションの操作性も劇的に向上したために、 わざわざフォックスが降りて戦う必要性は無くなった 。 味方CPUが役に立たない 白兵面で生身で出撃する味方は出撃位置(の半径数メートル程度)から一切動かないまるっきりの役立たず。一応申し訳程度に周囲に敵がいるがそいつらを蹴散らした後でも動こうとしない。 あまりにも存在感が無いので、白兵戦ステージで味方がいることを知らない人も多い。 余談だが、生身の味方キャラをブラスター等で攻撃すると痛がって反応するのだが、ランドマスターで轢こうとするとアパロイドを轢いた時のようなガリガリという重い金属音が鳴る。それでも(体力が設定されていないため)キャラが倒れることはない。スタッフは味方キャラを文字通り置物としか思っていないのだろうか…? アーウィンに搭乗して出撃する味方は開始から一定時間が経過すると敵に追い回され助けを求める展開になる。自力で助かる事や、他の味方がピンチの味方を助けてくれるといった展開は起こらず、助けを求められてから一定時間以内にプレイヤーが救出しなければ自動的に離脱する不便な仕様。 酷い時には「フォックスが単身で地上で行動・残りのメンバーは全員空中で行動をしているのに、何故か地上にいるフォックスに救援を求める」という無理矢理な展開も。白兵状態から空中で動く敵を撃つのは難しく理不尽に感じる事も多々ある。 エンブレム(『64』で言う勲章)の獲得には味方全員が生存している必要があるので、手に入れたければ救出は必須。逆に『64』とは違い、味方が残っていると有利になったり、ステージ分岐が発生するといった事はないのでエンブレムが目的でなければ助けなくても問題はない。 詳しくはネタバレになるので伏せるが、白兵戦ステージは全体的に「ステージ序盤はフォックスが単独先行して突破口を開き、それまで残りのメンバーは待機ないしアーウィンに乗って空中でウロウロしてるだけ」という展開が非常に多い。それでいて前述の通り定期的に危機に陥ってはフォックスに救援を求める始末である。 仲間もそれに呆れるかのようにインターミッションで「そうやってお前はまた1人で…」「やっと一緒の任務ね」と発する始末である。 一部のエフェクト・演出がしょぼい 例を挙げると、アーウィンのウィングが壁や障害物に接触した際はウィングが赤く点滅するだけ。激しい金属音を上げて機体が弾かれる『初代』や『64』と比べると著しい退化である。 自機が爆発する時のエフェクトも青紫に発光するだけである。爆炎くらいあげて欲しい所だろう。被ダメージ時の衝撃音・墜落時の爆発音も何故か異様に小さく臨場感に乏しい。 スマートボムも赤い円が広がっていくだけというお粗末なエフェクト。スマートボムに限らず「大規模爆発」のエフェクトは大体同じように赤い円。 グレネード等の爆発も黒煙が破裂したようなエフェクト。リアルと言えばリアルだが、未来風の世界観となれば光ったり火を上げたりといった派手さが欲しかったところ。 『64』では敵機を撃墜した際に 慣性に従い黒煙を上げながら墜落していく演出があったが、今作では汎用の小さい破裂エフェクトが出て消滅するだけ。ステージ1で敵艦隊の戦艦を撃墜しても、ややゆっくりとパーツが砕けて自然消滅するだけで「撃墜した」という感覚が伝わってこない。 ボスを倒した際の演出も劣化。派手な爆発や断末魔、撃破音といったものが省かれているため、爽快感を薄めている。 先述の通り、本作のグラフィックの質そのものは非常に優れているはずなのだが、こういったエフェクト関連はSTGパート・ムービー中問わず何故か同程度の極めてお粗末なクオリティである。 爽快感が薄い 上記のエフェクトに加え、全体的に敵が分散しており、その大半が固い敵が多いこと等から、爽快感が薄い。 このため、アーウィンではチャージ弾やボムを集団にぶち込んで一気に稼ぐ爽快感がスポイルされがちになっているのが痛い。 アーウィンの連射能力の劣化。上記の敵が固い問題と重なって指の疲労度合いが激しい。『64』ではAボタン1回でレーザーが3発出たのに、アサルトではボタン1回で1発しか撃てない。『64』以上に固い敵が多いのに……。 一部シリーズ登場人物の扱い ストーリーの項にもあるように、本作の戦いは銀河規模の生存競争であり、負ければ全てが終わるため、今までの敵味方を問わず様々な人物がフォックス達に協力することとなる。しかしそれにしては『64』の登場人物達の一部が登場しない点が不自然。 2面ステージがカタリナ前線基地であるにもかかわらず、そこに配属されていたフォックスの親友ビル・グレイが出てこない。 「ひっそり死亡した」説が一部で囁かれたが、続編のコマンドで無事登場している。しかしそれだと猶更本作で出てこない意味が分からない。 ファルコの元チームメイトのキャットも登場しない。彼女の性格からして戦禍からさっさと逃げたのかもしれないが…。 ストーリーの不満点 「異質な生命体との戦いを描いたSF」というシナリオの骨子は悪く言えばありがちなものである。映画や既存の2Dシューティングの多くでやり尽くされた展開を、銀河をまたにかけた宇宙戦争がテーマであるはずのスターフォックスでわざわざやる必要があったのか、という点については疑問が挙がっている。 機械生命体アパロイドはナムコの過去作『ギャラクシアン』へのオマージュであると明かされている。 バトルモード(対戦モード) 本作の特筆すべき事項。不満点の多い本編に比べてバトルモードの出来はとても評価されている。 特徴・評価点(バトルモード) プレイアブルキャラクターはフォックス・スリッピー・ファルコ・クリスタルと、隠しキャラのペッピー・ウルフの総勢6名から選択可能。 それぞれ異なる体力や能力が備わっているため、キャラの選択も重要な物になった。 ステージ数は本編より充実の16ステージ バトルモード限定のステージとして「ゾネス海上基地」「砂漠タイタニア」のような、シリーズファン懐かしのステージも登場する。これを本編でプレイできないのが悔やまれる。 本編に出てこない個性的な追加装備 発射するとミサイルに視点が移り、プレイヤーがミサイルを操作して敵に攻撃を仕掛けるミサイルランチャー、強力な対空装備であるハナビ、誰かが勝利目前になった時にその時死んだ人物に支給される恐ろしい誘導性能を誇る上に一発で敵を瀕死にできるデビルランチャー、生身で長時間滞空できるようになるジェットパック等非常に個性的。 さらにミサイルランチャーの爆風で相手のミサイルランチャーの弾丸を撃ち落としたり、発射前のハナビを撃つ(または天井のあるところで使用する)と発射される予定だったグレネードを周囲にばら撒いて大爆発等とギミックも凝っている。 ルール設定のバラエティが豊富 武器固定、乗り物および白兵戦が出来るかなどの設定が行える。 例えば「ランドマスター以外禁止」にすると全プレイヤーが最初からランドマスターに乗っており、任意の乗降および撃破されても脱出できない。 スナイパーライフル(*3)のような癖のある武器も、全員が同じ条件で所持すると独特の駆け引きが生まれるなど、設定次第で本編とも通常のバトルとも一味違った対戦が楽しめる。 ランドマスターも実用的な物になった 前作の対戦では弱かったランドマスターも性能が大幅に強化。高い装甲力と破壊力抜群の主砲によりアーウィンにも引けをとらない機体となった。 パイロット(白兵)でも豊富な装備の恩恵により、アーウィンやランドマスターにもある程度対抗できるようになった。 問題点(バトルモード) 人対人専用である 『64』のバトルモードでもそうだったが、CPUを参加させる事ができず、プレイヤーが一堂に会さなければ遊べない。今作では本編以上に充実した出来なだけにこの点は悔やまれる。 バトルモードの隠し要素は7割強の項目において対戦回数がフラグのため、恒常的にバトルをしていないと解放できない。コンプするために最終的に260回の対戦回数を重ねなければならない。 結局、短時間で決着する試合を延々と繰り返して対戦数を稼ぐ作業が必要になりがち。 隠し武器・マップを出すまでに時間がかかるため、初期状態のまま対戦してイマイチ盛り上がれなかった層もいると思われる。 スターフォックスメンバーや後の『大乱闘スマッシュブラザーズX』でプレイアブル化が実装されるウルフ等が戦闘に参加できるのはファンにとっての嬉しい要素だが、全キャラ同じモーションの使い回しの上に「元暴走族のリーダーファルコ」や「宇宙義賊の頭であるウルフ」等の明らかにガタイに恵まれたキャラの設定が生かされておらずに、ゲーム中ではTPSの凡用兵士の様な安っぽい動きで走る。キャラクターの違いはステータスの差のみであり、如何せん単調に感じてしまう。 但し、走ると腹が揺れるペッピーやZトリガーを押すとそれぞれ違ったアピールのアクションを見せるなど細かい部分での遊び要素はある。 武器を自由に拾って使えるルールの場合、一度でも倒されるとこれまでに拾った武器を全て失ってしまうため、倒されて装備を失ったプレイヤーが続けて倒されやすい悪循環に陥りがち。 相手を一撃で倒せるデビルランチャー支給による逆転要素も設定で可能。ただし相当な大差がついていないと支給されない。 各武器の使用の可否を個別に設定できない点も地味に痛い。 機体の性能による戦闘のアンバランスさ 基本的にアーウィン・ランドマスター(・ウルフェン)の性能が高いので、取った者勝ちになりやすい。一応パイロット(白兵)側も隠れながら武器を集めて応戦することはできるが、ステージによってはすぐに見つかったり、アイテムがパイロット単体では取れない位置に配置されていたりとかなり冷遇されている。生身の白兵より機体のほうが強いのはある意味当然だが…。 そのため機体無しにしたり、パイロットでも戦いやすいマップや設定で対戦すると言ったプレイヤー側での調整が好まれる。 前作でも特定の条件を満たせば生身でバトルモードに挑むことができたが、武装や機動力の乏しさが災いしてアーウィンはおろかランドマスターに対しても空気同然であり、ネタ以外では使用する要素は皆無に等しかった。それと比べると本作はかなり調整されていると言えるが…。 キャラ性能のバランス 半数ものキャラの低性能ぶりに不満の声がある。 ファルコはアーウィンの操作性が良いという長所があるが、ほぼ劣化ウルフ。特殊能力が無く、HPも低いため即死しやすい。攻略本でもライフの低さを指摘されており「一撃必殺ルールでなら短所が気にならない」という無理やりな褒め方をされていた。 クリスタルはファルコに輪をかけて酷い。全ステータスが低め、1度死なないと特殊能力を発揮しない、アーウィンステージおよびパイロット禁止ルールでは能力が低いだけで有利な点が何一つない、という三重苦を背負う。特殊能力の内容も復帰時にバリア(白兵用の装備)×2入手と言うやや地味なもので、それだけで逆転の活路を見いだせるかは怪しいものがある。 ペッピーも上記2人よりはマシだが、やや不遇。4倍という猛烈なブラスターチャージ速度を誇り、ジャンプ力も高いが、動きが鈍く総合的にはだいたい劣化スリッピー。年齢が年齢だからだろうか。 逆にウルフは隠しキャラクターと言う点を考慮しても少しやりすぎ。ランドマスターの適性が低い以外は全ステータスが高水準で、特に移動速度が非常に速い上にHPやウルフェンの操作性も高くぶっちぎりの最強キャラと化している。アーウィンの適正は普通程度。 一方主人公であるフォックスは一応「良くも悪くも平均的な主人公キャラクター」として落ち着いている筈が、ファルコやクリスタルは短所が足を引っ張りすぎているため、相対的に見れば全能力値が平均以上という状況になっている。ただしアーウィンで武器強化を入手すると適正が最低に変化する。またスターフォックスチーム唯一ウルフェン適正がある。 どう言う事なのか分からないが 何故かプレイアブルキャラ6人中、ファルコの生身でのライフの量がワースト1 。体を鍛えているであろう元宇宙暴走族が加齢のペッピーや戦闘向きではないスリッピーよりも下回っていると言う設定的に見ても考えられない調整であるが、もしかすると前作の放浪中に不摂生な身体になったのか?。理由はともあれ、もう一人の主人公と言うべきガタイの良い男が貧弱なのは違和感しかない。ライフのゲージがマシンガン威力換算で31発、32発、40発、44発、48発という良く分からない分け方なのも違和感である。 総勢6名では物足らず、レオンやパンサー、ペパー将軍なども登場させて欲しかったと言う意見もある。 武器性能のバランス 生身のパイロット状態ではダメージを受けるごとに短時間だけ無敵となるため、マシンガンやガトリングガンといった高速連射系の武器がやや扱いづらくなっている。 「ホーミングランチャー」の存在。強すぎるというわけではないが、これを使ってしまうとブラスターなどによる純粋な撃ち合いそっちのけでこの武器同士の撃ち合いになってしまう。 バトルステージの問題点 「ゾネス海上基地」は構造が複雑な上に多数の落下死ポイントがあり、構造を十分に覚えていないとうっかり落ちてしまうことも少なくない。多人数対戦だと画面が小さく分割されるため目視での細かい地形の判別も難しい。 さらに誰からも攻撃されないまま落下死しても他プレイヤーの得点となってしまうため、戦闘以外で試合が終わってしまうことも。対戦ステージとして如何なものか。 一応、惑星ゾネスは前作でアンドルフ軍による汚染で猛毒の海と化しているので、落下=死亡は強ち間違ってはいないが…。 「氷の惑星フィチナ」や「砂漠タイタニア」はマップが広すぎて、画面を盗み見でもしないと相手が一向に見つからず次第にだれてしまう。ようやく見つけても逃げ場が多いため、倒し切れないことがある。 他プレイヤーのキャラクターに常に大きめのマーカーが付いており「隠密」プレイは一切できない。 ステージの広さ故の配慮と思われるがもう少し手段はなかったのだろうか。 その他 ボーナスゲームと称したおまけとして、ナムコ開発のレトロゲームである『バトルシティー』、『ゼビウス』、『スターラスター』が移植版として丸々3本収録されている。 しかし、スターフォックスと関係がないのはおろか、任天堂作品ですらない。容量が余っておまけを入れるくらいならシナリオモードを増やすなりエフェクトを強化するなりのことはできたはず。 おまけに『スターラスター』の出現条件となる収集アイテム「スペシャルフラッグ」は攻略本無しでは発見困難な物が少なくない。基本的には特定の敵機orオブジェクトを破壊するか、何も無い場所で照準がロックオンされた所に何発か撃ち込むと出現するのだが、肝心の位置が、『 密林地帯内の特定の木の枝(*4)を破壊すると出現』『ミッションが一定以上進行した後に、特定難易度以上でのみ敵が出現するエリア』等。 総評 バトルモードの出来の良さはもちろん、シナリオモードも短めながらそれなりに遊べる仕上がりにはなっており、グラフィックや音楽も悪くはない。一つのゲームとしてみれば良作に近い部類と言ってもいいかもしれない。 ただし本作は全体的な作風の大きな変化が、『64』のファンであったコアなユーザーの期待にそぐわないものとなってしまい、マイナス面として響いてしまったことは否めない。 またそういう前提条件を抜きにしても、少なくともボリュームの低下に関しては、はっきり欠点として挙げられる。 シリーズにおいて白兵戦の境地に挑んだ作品であることは間違いないのだが、シューティングステージの増加や分岐の設置などでシナリオモードの充実化さえ図られていれば名作になっていた可能性は高い。 余談 ステージ1で戦うアンドリュー・オイッコニーは、(ストーリーにも書いてあるように)『64』ではスターウルフの一員で、「アンドルフおじさーん」の迷台詞で人気を博していた彼である。 『64』では粗いCGのおかげで猿なのか鳥なのかよく分からない顔グラフィックだったが、今作からはCG技術の進化によりハッキリとした猿らしい姿になった。 名前はファーストネームである「アンドリュー」と表記されていたが、今作では姓である「オイッコニー」表記となり、以降の作品も「オイッコニー」で統一されている。 当初は一部メディアにおいて『エースコンバット』の製作チームが開発を担当するという記述が含まれた記事もあったが、実際には『風のクロノアシリーズ』のスタッフによる開発となった。 任天堂側・ナムコ側ともに本作開発の発表時に『エースコンバット』の名を挙げていたという事情もあり、同作のような作風を期待した一部ユーザーからは両社に対する失望の声も上がっていた。 後年『初代』『64』がSwitchで、そして『コマンド』がWiiUで遊べるようになったが、本作と前作『アドベンチャー』に関しては『Wiiであそぶセレクション』に選ばれておらず、リメイクなどの話も全く存在しない。日本語フルボイス路線のシリーズ作品としては、後発の『ゼロ』と同様に後継機への移植が1度もなされていない状況が続いてしまっている。
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登録日:2011/05/13 Fri 19 58 55 更新日:2024/05/15 Wed 16 48 23NEW! 所要時間:約 18 分で読めます ▽タグ一覧 1990年代生まれホイホイ 1997年 3DS N64 NINTENDO64 アニメ キュー・ゲームス ケモナーホイホイ ゲーム コーネリア軍 スタフォ スターフォックス スターフォックス64 スターフォックスシリーズ ニンテンドウ64 ニンテンドー3DS ニンテンドー64 任天堂 広末涼子 振動パック 星狐 神ゲー 陸海空 スターフォックス64は、1997年に任天堂が発売したシューティングゲーム。 スターフォックスシリーズの二作目に当たる作品で、シリーズの中でも特に人気が高い。 それから14年後の2011年にニンテンドー3DSにてキャスト総入れ替え等、様々な追加・変更が加えられたスターフォックス64 3Dが発売された。 CM 迫力のバトルでしびれちゃう! 振動パックでしびれちゃう! あらゆる意味でしびれちゃう! 行け! 4人対戦もできる NINTENDO64ソフト スターフォックス64 (中略) シビレル~!!!! ●目次 ◇ストーリー ◇システム ◇兵器一覧 ◇アイテム ◇主な登場キャラ【スターフォックス】 【協力者達】 【アンドルフ軍】 【スターウルフ】 ◇恒星ライラット系と宙域 ◇対戦プレイ ◇余談 ◇ストーリー ライラット系・第4惑星コーネリア。この豊かで平和な惑星は、ドクターアンドルフの手により、絶滅の危機にさらされていた。 コーネリア軍のペパー将軍は、この恐ろしい科学者を、辺境の惑星・ベノムに永久追放した。 五年後、ベノムからの不審な動きをキャッチしたペパー将軍は、この調査を、三人組の雇われ遊撃隊「スターフォックス」に依頼した。 メンバーは、ジェームズ、ピグマ、そしてペッピーの三人だった。 ベノムに到着したスターフォックスだったが、ピグマの裏切りにより、ジェームズとペッピーはアンドルフの罠に落ちてしまう…。 命からがら脱出したペッピーは、故郷の惑星・パペトゥーンに戻り、ジェームズの息子・フォックスに、父親の最期を告げた…。 それからアンドルフは、ライラット系の惑星を着々と侵略し続け、その魔の手は、コーネリアに迄届こうとしていた。 しかし、ペパー将軍には、最終の切札があった。 ジェームズの息子・フォックス率いる、新生・スターフォックスだった…! ◇システム フルボイス化 本作では当時の任天堂ゲーとしては珍しいフルボイスとなっている。 当時はN64カートリッジの容量全部を使っても音声は2分程度しか録音できなかったが、音声データを大幅に圧縮することで実現している。 もちろん、圧縮したことで音質は低下したが、それを逆手にとって「無線通信による会話のために混入するノイズ」に聞こえるよう演出し、音質低下にリアリティを持たせることに成功した。 スコア SFC版では撃墜率×100点だったスコアが撃墜数ベースのシンプルなものに変更された。 仲間が全員揃った状態でステージごとに決められた撃墜数を超えるとステージクリア時に勲章を獲得出来る。 また、ステージクリア時に撃墜数が100たまるたびに、残機が+1される。 チャージショットを直撃させず、爆風で敵を撃墜するとスコアボーナスが入る。 例:3機同時に撃墜するとHIT+2と表示され、本来の3点に爆風ボーナス分の2点が加算される。 この撃墜数ボーナスは特定の敵を撃墜した際やボス等を特殊な方法で倒す等でも獲得出来る。 余程ひどい撃ち漏らしが無い限り慣れていなくても600~800HITは行けるはず。 勲章パーフェクトで完走すれば、理論上はどのルートであっても1000HIT越えになるはず。1200HITを越えるとクリア画面でのペパー将軍のセリフが変わる。 ちなみに廃人達の目標は2000HIT越えと言われている。 ◇兵器一覧 詳細はこちらを参照。 アーウィン スターフォックス専用の戦闘機。 本作では一部のステージで360度旋回・180度反転等、自由に飛び回れるオールレンジモードが実装された。 「主翼展開!各機、Gディフューザーシステム確認!」 「こちらファルコ、少々ズレてるが問題はない。」 「こちらペッピー、ワシもOKだ。」 「こちらスリッピー、大丈夫、大丈夫!」 ブルーマリン スリッピーが個人的に作っていた潜水艦。アクアスでの闘いがデビュー戦となった。そしてシリーズでの出番を終えた。 この機体はスマートボムの代わりにホーミング照明弾を無限に撃てる。 「スリッピー、こいつのお陰で何とかなったよ。」 「スリッピーでも、役に立つ時があるんだな。」 「ちぇっ、年寄りは黙ってろよぉ。」 「やっぱこんなモンより、オレは空がいいぜ。」 「なんだよファルコまで!あったまにくんなぁ!」 ランドマスター 陸上での闘いで活躍する戦車。一部のステージではこれを使う。 「戦車の方がお似合いだぜ!」 「今度はお前が乗れよ、ファルコ!」 「遠慮しとくぜ!」 グレート・フォックス フォックス達の母艦。援護射撃やアイテムを射出してくれる。攻略本によるとジェイムズが設計開発段階から関わり、費用には80年のローン返済が組まれている。スターフォックスの収入はこの返済に当てられている。 「グレートフォックスヨリ、援護シマス。」 ウルフェン スターウルフ専用の戦闘機。ベノム2では強化されて登場。 トレーニングモードでもHIT数が100を越えると出現する。 「そうはさせるか、スターフォックス!」 「アンドルフ様がお前らを倒せとさ。」 「久しぶりやなぁ、ペッピー!お前ら首にかかった賞金はわて等のもんや!」 「アンドルフ様の敵は私の敵だ、覚悟しろ!」 ◇アイテム 攻略の助けになるアイテム達。 最初から設置されているもの以外に、敵撃墜や特定のポイントを通過すると出現するものもある。 サプライリング シールドを少量回復。トレーニングではシルバーリングと呼ばれる。 シールドリング サプライリングよりも少し多くシールドを回復。 ステージ中で3個取得するとミスするかステージをクリアするまでシールドゲージの最大値がアップ。 また、最大値がアップした状態でさらに3個取得すると1UP。 トレーニングではゴールドリングと呼ばれる。 ミドルサプライ 手裏剣みたいな形のリング。シールドを大幅に回復。 出現する機会が少ないので空気。だが、一部ステージでは大変お世話になる。 リザーブボム スマートボムの残弾+1。ストックできるのは9発まで。 特定のシーンで大量に手に入る。 レーザーエナジー レーザーがランクアップ、さらにウィングのダメージもリセットされる。 レーザーは初期状態のシングル→二連のツイン→二連+威力アップのハイパー…の順でランクアップしていく。 ただし、ウィングが破損すると強化段階がリセットされてしまう。 また、レーザーのランクアップが適用されるのはアーウィンとブルーマリンのみ。(*1) ウィングリペア 破損したウィングを修復する。 ウィングが破損している状態ではレーザーエナジーの代わりにこれが必ず出現する(復活に+1アイテム分の手間がかかる)。 1UP その名の通り。しかし出現するポイントは非常に少ない。 その上、他にも残機アップの手段があり、そのどれもが高効率であることからこれも空気。 チェックポイント 厳密にはアイテムではないがここに記述。 通過するとシールドを大幅回復。通過後はミスしてもその位置からリスタートできる。 ◇主な登場キャラ 前作から引き続き、登場人物は何処かの探偵アニメに似た動物を真似た姿をしていて、設定上では恒星ライラット系に存在する異星人と言う事になっているが詳しくは明かされていない。(*2) 先述の通りフルボイスで喋りまくり、大半が戦闘員なので勇ましく荒っぽい言葉も飛び交う。 あくまでもゲームを進行させるのは機体の為、彼らのゲーム中の役割はそれ位で、キャラクターの設定等はあるが作中では全く触れずに大抵は投げっ放されている。 以下、CVはN64版のみ記載する。 【スターフォックス】 フォックス・マクラウド CV:里内信夫 主人公。新生・スターフォックスのリーダー。ライラット系の平和を取り戻す為、いざ、出陣…! ある条件を満たすと父親と同じようなサングラス姿になる。 「全機報告せよ!」 スリッピー・トード CV:頓宮恭子 チームのムードメーカーで、発明が趣味。 宇宙アカデミー時代からのフォックスの友人。 ボス戦で敵のシールドを分析し、残り耐久力を画面に表示してくれる。 「敵シールド分析完了、モニターに表示するよ!」 ファルコ・ランバルディ CV:江川央生 ややぶっきらぼうで、クールな鳥。過去は暴走族にいた。 ルート分岐のカギやヒントを握っていることが多いので、高難度ルートをプレイしたければファルコが戦線離脱しないよう注意しなければならない。 「オレの獲物に手を出すな!フォックス!!」 ペッピー・ヘア CV:麻生智久 スターフォックスの古くからのメンバー。フォックスの父親代わりでもある。 要所要所で適切なアクションを教えてくれる。たまに別解があることもあるが。 他にもその知識でボスの弱点部位を見破ってくれる。 例 「ブレーキでやり過ごせ!」 「ブーストで切り抜けろ!」 「宙返りを使え!」 「多分腕だ!腕を狙え!」 【協力者達】 ペパー将軍 CV:郷里大輔 コーネリア軍の将軍。 スターフォックスにアンドルフ軍殲滅を依頼した。 「コマンド」におけるクリスタルの話では、アンドルフとはクーデター以前から個人的に仲が悪かったらしい。 キャット・モンロー CV:頓宮恭子 セクシーなお姉さん。 ファルコがかつてヘッドを務めていた暴走族仲間で、ファルコが抜けてからは自分がヘッドになっているという。 「素敵~。後でお顔をナメナメしてあげるわ♪」 ヤルデ・ポン スターフォックスの使用する兵器を開発した兵器会社「スペースダイナミクス社」の社長さん。 トレーニングモードに登場する。 N64版では唯一ボイスが無い。 ビル・グレイ CV:阪口大助 フォックスの古くからの友人。コーネリア軍・カタリナ支部勤務。指揮する部隊名は見た目通り犬の名前。 すぐ絶交したがるが、その期間は小学生より短い。健気なコ。 「うわっ、お前とは絶交だ!」 ナウス CV:阪口大助 グレートフォックスの専属航宇士ロボット。 一部のステージでは無線を受けることでアイテムを送ってくれる。型番はNUS系064。元ネタはもちろんニンテンドウ64。 「位置ヲ確認シマシタ、補給パーツヲ送リマス。」 【アンドルフ軍】 ドクター・アンドルフ CV:郷里大輔 物語の黒幕。天才的な頭脳を持つ科学者であり、幼い頃から異彩を放ち周囲を驚かせていた。 危険な実験を繰り返した結果コーネリアを追放され、その恨みからライラット系征服を企む。 「この宇宙を支配するのは、偉大な頭脳を持つこの私。」 カイマン CV 里内信夫 なぜか名前ありの一般兵。 以後の消息は不明。復活を希望するファンも多い。N64版ではイマイチなんの動物が判りにくいが正体はワニである。 上官も登場するが名前はない。 「此方カイマン。異常ないッスよ。」 【スターウルフ】 ならず者の集うやとわれ遊撃隊。 表向きはウルフがスターフォックスをライバル視して結成したことになっているが、実態はアンドルフの手先となったピグマが言葉巧みにウルフを担ぎ上げて組織した部隊らしい。 スターフォックスとの戦闘ではメンバーそれぞれが特定のキャラを執拗に狙ってくる。 ウルフ・オドネル CV:江川央生 「スターウルフ」のリーダー。パイロットとしての腕前はライラット系でもトップクラス。 過去にジェームズと因縁があり、その息子フォックスに対しても並々ならぬライバル意識を燃やしている。 戦闘ではフォックス…つまりプレイヤーを常に狙ってくる。 「地獄で親父が待ってるそうだ。」 レオン・ポワルスキー CV:里内信夫 冷酷非常なスナイパー。 弱い者にも容赦がない。その素性や過去については、一切明かされていない、不気味な存在。 戦闘ではエースであるファルコを常に狙う。 「小賢しいトリめ、私の前に跪け!」 ピグマ・デンガー CV:郷里大輔 関西弁を喋る豚野郎。 過去にスターフォックスにいたが当時の仲間であるジェームズとペッピーを裏切り、罠にかけて殺害した。 戦闘では「昔の仲間」であるペッピーを常に狙う。 「久しぶりやなぁ、ペッピー!」 アンドリュー・オイッコニー CV:阪口大助 アンドルフの甥。 いわゆる伯父の七光りで、未熟なくせにエリート意識だけはやたらと高く、伯父の権力を盾にいつも威張り散らしているからかメンバーからの評判は悪い。 だが、コイツがチームにいることによるアンドルフからのバックアップは非常に大きいものとなっている。 戦闘では別に何の因縁も無いけど勝てそうだからかスリッピーを常に狙う。 「アンドルフおじさ~ん!!」 ◇恒星ライラット系と宙域 惑星コーネリア 「待っていたぞフォックス、この惑星を救えるのは君達だけだ…頼む!」 「この仕事引き受けましょう、アンドルフの好きにはさせません!」 地球と似たような環境を持つ、生命豊かな惑星。 スタート地点なので敵の攻撃はそこまで激しくない。通過することで敵が追加出現する隠しポイントが多い他、ルート分岐があり、初見でファルコが早々に戦線離脱するのはよくあること。 表ルートのボス戦ではオールレンジモードになる。 裏ルートのボスは前作にも登場している。 分岐条件はファルコを戦線離脱させず、その後の海にある岩のアーチをすべてくぐること。 表ルートのボスは都市占領兵器「グランガ」。裏ルートのボスは惑星間戦闘空母「アタック・キャリア」。 小惑星帯メテオ 「さすがはスターフォックス、その先の隕石群にも敵が潜んでいる。気を付けてくれ!」 ひしめき合う隕石郡は資源採掘所でもあり天然防壁でもある。 ワープゾーンがある。しかし、ゲートを潜っていくとどんどん加速していくのでミスしやすい。 ワープしなかった場合に戦うボスは当時CMにも登場していた。 分岐はワープゾーンによるもののみ。 ボスは小惑星破壊艇「メテオ・クラッシャー」。 ◆セクター宙域 X、Y、Zの計三つの宙域が有る。磁気異常や遭難事故等、不可思議な現象が相次ぐ危険地帯。 セクターY 「セクターYでは、わが軍は苦戦している…助けてくれ、スターフォックス!」 「引き受けましょう。」 背景にY字型の星雲(?)が見える。 コーネリアに最も近い本宙域は比較的安定しており、コーネリア軍とアンドルフ軍の艦隊が戦闘を繰り広げる最前線。 敵はモビルスーツ…ではない人(猿?)型機動兵器が多い。緑色の量産機の他、下ルートでのみ出現する赤いのもいる。 白いボス戦ではオールレンジモードになる。 撃墜数が100を突破したかどうかで分岐する。 ボスは戦闘ロボット「サルデスⅡ」。ちなみに前座の2機は「サルデス」で、道中の猿型機動兵器は「サルジャー」。 セクターX 「そこは、敵の宇宙基地がある恐ろしい新兵器を開発中との情報が入っているが…」 「この目で確かめてみます。」 背景にX字型の星雲。セクターYからさらに離れた宙域。 敵の宇宙基地があるのだが、現在はどういう訳か壊滅状態。ワープゾーンがある。 ワープゾーンを通過したか、スリッピーが吹っ飛ばされる前にボスを倒せたか…と、分岐が多いステージ。 「クリエイターハ、ドコダ!」 「コイツ、何言ってるんだ?」 ボスは秘密兵器「HVC-09」。ファミコン周辺機器のファミリーコンピュータロボットはHVC-012。09は欠番である。 セクターZ 「敵軍が君たちを狙っているぞ!大丈夫なのか、スターフォックス!?気を付けてくれ…!」 背景にZ字型の星雲。コーネリアから最も離れている宙域。戦場跡であり、当時の残骸がそのまま放置されている。 常時オールレンジモードで戦う。 敵機だけでなく大型巡航ミサイルまでもが襲い掛かってくる。それら全てからグレートフォックスを防衛しなければならない。勲章獲得を狙う場合は味方によるトドメからミサイルを防衛しなければならない。 グレートフォックスに着艦するとシールド回復・ウィング修復が可能。 ミサイルがグレートフォックスに着弾する瞬間に着艦するとバグが発生し、ステージが終わらなくなる。 グレートフォックスにミサイルが着弾したか全部破壊に成功したかで分岐。 ミサイルが着弾すると以後グレートフォックスのグラフィックがダメージを受けたものに変化する。 ボスは惑星間巡航ミサイル「マン・ドリル」。 惑星カタリナ 「カタリナの前線基地が敵と交戦中だ、援護してやってくれ!」 海洋の割合こそ少ないが、空気もおいしく、肥沃な大地が心を癒す。移民計画も持ち上がっている。 常時オールレンジモードで戦う。 旧友ビルと共に敵軍の円盤・艦載機を相手することになる。 円盤の破壊に成功したか否かで分岐する。 ここを経由すると次のステージでビルが再登場する。 敵味方が乱れ飛ぶ混戦状態であり、こちらの攻撃は味方機にも当たってしまう。味方機を撃墜してもビルから叱責が飛んでくるくらいでマイナス要素はないので、勲章獲得やスコアアタックの際はボム等に巻き込んでも特に問題はない。攻略本でも推奨されている。 「どれが敵か味方かわからないよ~!」 「敵機撃墜!……味方か!?」 「俺達を犬死にさせるつもりか、フォックス!」 しかしながら、味方を撃ち落とす事なく作戦完了すると、ステージクリア時のビルとのやり取りと映像が少し変わる。当初はコチラを勲章獲得条件にする案もあったようだ。 実はビルを撃墜する事も可能。絶交どころではない。ただし、ビル機は尋常じゃない耐久がある上に撃墜してもストーリーにも台詞にも一切変化はないので、全くの無意味。 ボスの超巨大要塞「グレート・ディッシュ」はかのSF映画「インデペンデンス・デイ」の「シティ・デストロイヤー」を彷彿とさせる。 惑星タイタニア 「そんな惑星に何の用がある?危険な目に遭うだけだぞ…!」 「スリッピーを見捨てるわけにはいきません!」 古代文明の遺跡が沢山残っているが今は荒廃し砂に覆われた惑星。 だが、文明が滅んだ今でも、幾つかの生体兵器や防衛システムは活動を続けており、それ故、「禁断の惑星」と呼ばれている。ところどころで見られる巨大な骨は、この星にかつていた生物の名残だろうか……? フォックス達はセクターXでボスに吹っ飛ばされたスリッピーを救出するためにこの惑星に降り立つ。 このステージはランドマスターで進んでいく。 ボス戦時のペッピーのセリフがかなりはっちゃけている。 「フォックス、ヤツの腕を全部吹き飛ばしてやれ!」 「よし、遠慮はいらん!胸をブチ抜いてやれ!!」 このステージは分岐が無い。 ボスは古代化石獣「ゴラス」。 惑星アクアス 「その美しい惑星を汚染する敵のバイオウェポンを破壊してくれ!」 「任せてください。ブルーマリン、出撃!」 ほとんどが海で覆われた海洋惑星。だが、アンドルフの生み出したバイオウェポンにより、汚染されてしまう…。 因みに海底にはタイタニア様式の遺跡が多数沈んでいる事から、両惑星は何かしら関係が有るのではと言われている。 尚、その遺跡はまるでそこが昔は陸地であったかの様に、綺麗に建造されている。 アクアスの海底遺跡に関する仮説 昔のアクアスはゾネスとは兄弟の様な関係ではなく、タイタニアと兄弟の様な関係であった。 つまり、元々は海洋惑星ではなく、タイタニア同様、砂漠の惑星であった。 現在、アクアスの海底にある遺跡の多くは、遥か昔に存在していたであろう、アクアスの古代文明によって建造されたか、或いはタイタニアから移住してきた古代文明人によって建造された。 その時、タイタニア様式の生体兵器や防衛システムも存在していた。 ところがある時、大気が一変し、惑星全体が水で覆われる様になり、何もかもが水没してしまった。 その煽りを受け、タイタニア様式の生体兵器や防衛システムは水で壊れ、失われた。 その後、海洋生物が繁殖し、今の惑星となった。 もしかしたらアクアスの海底には、タイタニア様式の生体兵器や防衛システムの残骸も幾つか存在している………のかも知れない…。 本シリーズ本作で唯一ブルーマリンを使用するステージ。 宙返りとチャージショットが使えず、スマートボムの代わりにホーミング照明弾を使う点以外はアーウィンと操作感覚はほとんど変わらない。 ステージは非常に暗く視界が悪いので、弾数無限のホーミング照明弾をガンガン使って視界を確保していきたい。 「さすがスリッピー、メカニックは一流だな。」 「へっへーん!」 「こんな物、後にも先にも1回きりだぜ?」 このステージは分岐が無い。またブルーマリンが一人分しかないのかこのステージでは仲間は出撃せず、次のステージは仲間のアーウィンの耐久力が全快になる。 ボスはバイオウェポン「バクーン」。 惑星ゾネス 「そんな所にまで、敵基地があったのか!?」 「そういう事です。」 アクアス同様、海洋惑星。リゾート地としても有名だったが、今では見る影もない。 広大な海洋は汚染され、アンドルフの作り出したバイオウェポンが我が物顔で生息しているだけで有る…。 ペッピーの新婚旅行先だったことが攻略本で語られている。 「何てことだ…これがあのゾネスか!?」 「奴等もひでぇことしやがるぜ…!」 「泳ぐ気にもならないよ…」 「お前、海でも泳ぐのか?」 途中でキャットが乱入してくる。 ステージ中に設置されているサーチライトを全て破壊できたかどうかで分岐する。 ここを経由すると次のステージでまたキャットが登場する。 ボスのセリフを覚えようとしたプレイヤーも多いのではないだろうか? 「誤差修正、右10度!野郎共、発射しろい!」 「圧力、角度よぉ~し!水雷、発射!」 「バラスト下ろせぇ!メーンタンクブロー!」 「各ブロック準備完了!ヨーソロー!」 また、潜望鏡を破壊すると少しあわてた台詞が聴ける。 「何にも見えん! とにかく発射しろい!」 ボスである違法改造戦艦「サルマリン号」が打ち出す弾からはボムが手に入るので、ここで最大まで確保しておきたい。 惑星フィチナ 「占領された前線基地を敵の侵略軍から奪回してくれ!」 「前半の山場ですね。」 永久凍土の惑星。コーネリア軍の支部が此処にも有る。 スターウルフ初登場。タイムリミットまでに全員倒して前線基地に仕掛けられた時限爆弾を解除することになる。 常時オールレンジモードで戦う。敵の数が非常に少ないので撃ち漏らしが出ると厳しい。 時間内にスターウルフを全滅させたかどうかで分岐する。 失敗した場合、撃ち残したスターウルフのメンバー(*3)から「残念だったな、スターフォックス!」と皮肉を飛ばされるが、アンドリューだけを撃ち漏らした場合は 「ざまあみろ、スターフォックス!」 と、実に子どもっぽいストレートな嘲笑を受ける。 惑星マクベス 「なるほど…敵の軍事基地を叩こうというのだな、さすがはフォックス!」 豊富な鉱物資源を埋蔵する惑星。ドーム型都市も有るが、現在は軍事基地に改造されている。 このステージはタイタニア同様ランドマスターで進んでいく。 途中に線路のポイント切り替え装置をロックする安全装置があり、それをすべて解除してポイントを切り替えるとボスと戦うことなくステージクリア。 ポイントの切り替えに成功したか否かで分岐する。 通信で見るポイント切り替えまでの流れ 「前方右に燃料庫が見える!」 「この先のポイントを切り替えろ!まず8本の安全装置を撃ってロックの解除だ!」 「着いたばかりの積荷を使うことになるとは…お前達、ついてるなァ。」 「よし、コイツ等を正面のエリアに引き込む!」 「敵シールド分析完了、モニターに表示するよ!」 「よし、ロック解除!次はポイントを切り替えろ!」 「もっとスピードを上げろ!」 (切り替え装置にヒット) 「いいぞ、フォックス!」 「まずい!ブレーキだ!!」 「うわぁぁぁ、止まらねぇぇぇッ!!!」 (ボスが燃料庫に衝突) ドンッ HIT+50 \ ドッカーン / ちなみに、ポイント切り替えをせずずっと戦い続けていると… 500の標識を過ぎ、門が見えてきたあたりで 「え~い、めんどくせえ 時間切れだ!」 (ボスが切り離され、ランドマスター諸共自爆)\ドゴーン/ 「フォックスーッ!!」 「フォックスーッ!!」 「フォックスーッ!!」 このように強制的に1ミスとなってやり直しになってしまう。 ボスは最新鋭凧型実験兵器「ベンジャミン」。 惑星ソーラ 「そこは灼熱地獄だ!アーウィンの機体では心配だ!!無茶をするな、フォックス!!!」 「頭を冷やして行きますよ。」 惑星創成期の状態が未だに続いている、灼熱の惑星。恐らくこれは、セクタートライアングルの中心にある影響かと思われる。 このステージでは熱によって自機のシールドが減少していくため、常に高い高度を保たねばならない。 「さすがのアーウィンも保たねぇかもな。」 「アーウィンの表面温度は9千まで保証するよ。」 「低空で飛ぶな!アーウィンが保たないぞ!!」 それだけでなく、マグマの中から岩や火の鳥が数多く出てくる。 さらに、マグマが波立ったりマグマ表面からプロミネンスが蛇のように吹き上がってくる。もちろんこれらに触れてもダメージ。ボムで散らすこともできる。 「奴らは群れで襲ってくるぞ!」 「オレはお前らの仲間じゃねぇんだ!あっち行け!」 「熱い~…アーウィンよりもオイラが保たないよ…」 このステージは分岐が無い。 ボスはバイオウェポン「サンガー」。 防衛衛星ボルス 「その防衛衛星を破壊すれば、あとは一気にベノムだ。気をつけてな…フォックス。」 衛星軌道上で惑星ベノムを守っている防衛衛星。 最初はコアがバリアによって防護されており、エネルギータワーを全て破壊するとコアを破壊できるようになる。 フィチナでスターウルフを全滅させられなかった、もしくはフィチナを経由しなかった場合はスターウルフが出現。 経由しなかったら全員、全滅させられなかったなら残ったメンバーが出現する。全滅させることに成功していれば出現しない。 ボスはエネルギー融合炉「ボルス・コア」。 最終防衛線エリア6 「いよいよだな、フォックス。君達には本当に感謝している…生きて帰ってきてくれ!」 「任せてください!」 ベノムへの中継ポイントとして設けられた宇宙基地。 アンドルフ軍の艦隊がひしめく防衛線が三層にもわたって張り巡らされており、コーネリア軍の戦略会議において進行不能エリアと見做されて戦略から外されていたアンドルフ軍の最終防衛線。 ラスト直前だけあってとにかく敵の数が多い。だが逆に言えば撃墜数が最も稼げるステージでもある。 途中でナウスからの通信を受けるとグレートフォックスからの援護射撃で敵艦を攻撃してくれる。もちろん補給パーツ転送もあり。 「グレートフォックスヨリ援護シマス。」 ちなみに前述した名有りの一般兵・カイマンはここのオープニングに登場する。また、道中アンドルフが通信に乱入してくる。 ボスは最終宇宙兵器「デス・ボール」。 惑星ベノム ラストのネタバレありなので一応収納しています 「首を洗って待ってろよ…アンドルフ!」 最終ステージ。 追放されたアンドルフが居る惑星。生物が住める環境には適さず、流刑地として利用されている。アンドルフは短期間の間で、惑星を要塞化した。 直前のステージでどのステージを経由したかでルートが変わる。 ボルスからだとベノム1、エリア6からだとベノム2になる。 ベノム1 これまでのステージ同様に強制スクロールで進んでいく。 途中のボスを撃破するとフォックス1人でアンドルフの許へ行くことになる。 なお、このボス(謎の巨大ゴーレム バムバム)はまるで時間稼ぎでもしているのか通路を逃げる様に疾走しており、時間内に倒し切らないと行き止まりで激突死するので注意。 最後はアンドルフとの一騎打ち。 弱点は目と両手。先に目を攻撃して掌の弱点を晒させる必要がある。 両手を破壊すると吸い込みを使用してくるようになる。食われるとほぼ確実にウィングが破損してしまうので、吸い込みをしてきたらスマートボムを放り込んでやろう。ボムのストックが無い場合は宙返りやブレーキを駆使して吸い込みを回避すべし。 撃破すると、今度はメカの顔が出現。ボムがあれば1発で撃沈できる。レーザーももちろん効果あり。 しかし、ここで倒したのは本物ではなくアンドルフが作った偽物「アンドルフ・ダミー」であった… このルートでEDを迎えるとラストでアンドルフが哄笑しており、生存していることを示唆している。 ベノム2 こちらではオールレンジモードから始まる。 「図に乗るなよ、スターフォックス!」 「ボウヤ、この新しいオモチャで遊んであげよう。」 「親父と同じでお前も甘いヤツやのう!」 「下等生物が、アンドルフ様に会えると思ったか!」 「くっ、スターウルフか!そいつはどうかな?」 「最後の最後までしつけぇヤツ等だ!」 そこに現れたのはスターウルフの面々。 アーウィンと互角とされたウルフェンを改良したウルフェン2で襲い掛かってくる。 「くっ…後ろを取られた!今までのとは違う!」 「敵機の性能が上がってる!振り切れないよ!」 「後ろに付かれた!…おかしい、逃げ切れん!?」 ボムとチャージショットを無効化するバリアやローリング防御が可能になっており、それまでと比較して防御能力が飛躍的に向上している。でもレーザーがハイパーまでランクアップしていれば背後を取って瞬殺できるのは内緒。 通信を見ればわかるが、この時のスターウルフメンバーは全員それまでのステージと容姿が少し変わっている。ウルフの眼帯とかアンドリューのバイザーとか。 「ば、バカな…俺より上なのか…!?」 「つ、強すぎる…」 「何やと!?このワテが…」 「うわあああああ!!!」 全滅させると、フォックス1人で突入。 「ここから先は俺一人で行く!」 ベノム1では一本道だったが、こちらは所々が枝分かれしており、途中にはアイテムもある。 こちらでも最後はアンドルフとの一騎打ち。 最初はベノム1と同じパターンなので、そちらで慣れていれば問題なくノーダメ撃破は可能。 「この世を治めるのは、偉大な頭脳を持つこの私。」 「それが貴様の正体か!アンドルフ!!」 自らをバイオウェポンに改造した真の姿「アンドルフ・ブレイン」との最終決戦。 再びオールレンジモードでの戦闘になる。 スリッピーがいないので敵シールドゲージは表示されないが、目玉を破壊し、後方の小脳に攻撃していけば倒せる。 「逃がしはせん…お前は私と共に…滅びるのだァァァッ!!!」 アンドルフは自分諸共フォックスを基地の崩壊に巻き込もうとする。 「どんな時でも決して諦めるな…フォックス。」 「…父さん!?」 そこには、死んだと思われていた父ジェームズの姿が… 「フォックス、私について来い!」 ジェームズと共に崩壊する基地から脱出することとなる。 ジェームズは結構なスピードで飛んでいくので、こちらもブーストを使いながら置いていかれないようにしなければいけない。 「決して諦めるな…自分の感覚を信じろ。」 途中の分岐は必ずジェームズの通った方へ行くこと。分岐をミスると即死。 「強くなったな…フォックス…」 脱出に成功すればクリア。 作戦完了 脱出した先にジェームズの姿はなかった…。 「無事だったか、フォックス!」 「すごいよ、さすがフォックスだ!」 「ったく、大した奴だぜ…リーダー」 ◇対戦プレイ オールレンジモードで最大4人のドッグファイトが楽しめる。 ルールはポイント制・デスマッチ・CPU機の撃墜数勝負の3つ。 アイテムはボム・レーザーともに一つまでしか出ないので如何にこれらを素早く確保出来るかが勝負の分かれ目。 最初はアーウィンしか使えないが条件を満たすとランドマスターやパイロット(生身)で出撃可能(*4)になる。 だが、機動力の面でやはりアーウィンがもっとも強い。 パイロットは体力が低く高いところに行けないという弱点があるが静止可能で小回りがきく。ちなみにアーウィンではなくフォックスを操作出来るのはこれが初。スマブラよりも2年早く実装していたのはある意味先取りしていたかもしれない。 ランドマスターはドッグファイトならアーウィンに有利だが一撃離脱されたらどうしようもない。 パイロット相手だと狙いにくく、まとわりつかれたら逃げるしかない(ただし轢くことで大ダメージを与えることが可能)。 キャラは1Pがフォックス、2Pがペッピー、3Pがスリッピー、4Pがファルコで固定。 大抵1Pか4Pの取り合いになっていたのは筆者だけではないはず。 どのキャラでもパイロットにした際の性能差はない。フォックスやファルコと同じ速度で疾走するペッピーやスリッピーは一見の価値アリ。 ◇余談 このソフトは初めて振動パックに対応したゲームであり、振動パックが同梱されて販売されていた。 これをコントローラーに接続してゲームをプレイすると加速や被弾時に振動し、より大きな臨場感を体験できた。 対戦で使用できるパイロットはメインゲーム終盤で生身フォックスvsアンドルフを実装しようとしていた事の名残。 納期が迫っていて実現はしなかったがスタッフに無理を言ってバトルモードでの戦闘だけは実現してもらったとのこと。 そして2016年にはリメイク作ともいえる、Wii U専用ソフト「スターフォックス零」が発売された。 「良い項目になったな…フォックス…」 「…どうした?フォックス」 「…いや、なんでもない」 「位置ヲ確認シマシタ。追記・修正ヲハジメマス」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 時間を忘れてバカみたいにやりこんでいた当時 -- 名無しさん (2014-06-12 00 25 58) アンドルフの発明が死後に有効活用されたのが何とも皮肉 -- 名無しさん (2014-06-21 14 39 36) 64のゲームとしてはキャラが喋りまくってたね。当時の容量的にかなり無理してたけど。 -- 名無しさん (2015-01-09 19 47 00) 最新作は64を越える出来になってほしいな。 -- 名無しさん (2015-04-06 13 30 31) コマンドプレイすると解るけど、コーネリアファイターってロックオン機能がないんだよね・・・ -- 名無しさん (2015-06-08 01 22 53) ゲームはヒットしたけどコミカライズは消極的だったなぁ。ファルコがスターフォックスに入ったきっかけやスターウルフとの出会いとかを掘り下げたコミカライズ読んでみたかった -- 名無しさん (2016-05-05 16 03 58) マクベス以外赤ルートよりコーネリア→メテオ→カタリナ→セクターX→マクベス→エリア6→べノム2ってコースの方がスコアが稼げたな。 -- 名無しさん (2016-08-16 03 30 07) リメイク版だとカイマンがやたら目立つ -- 名無しさん (2017-02-08 16 55 20) ↑6キャラ音声に乗ってしまうノイズを逆に通信ノイズの演出として利用したそうな -- 名無しさん (2017-04-14 13 47 46) スマブラSPにスマッシュアピールあったらキャストは3DS版以降になるのかな -- 名無しさん (2018-08-15 19 55 07) アンドリューがスリッピーを狙うのは「一番弱くて自分でも勝ち目がある」って設定だったような -- 名無しさん (2018-10-28 08 31 05) 今だにセクターZ、勲章とれねー。セクターZだけだよ、取れないの。 -- 名無しさん (2018-12-30 14 40 56) カイマンが零にて再登場、コーネリアの分岐でシーレシアに乗ってまさかのBOSSに昇格 -- 名無しさん (2021-05-25 04 59 26) あーヤバいわ、項目内のセリフ見ただけで頭の中で脳内再生される -- 名無しさん (2021-09-16 17 16 10) セクターZ勲章はミサイルを仲間に譲らないのはもちろん「如何に宇宙ゴミを素早く見つけられるか」もポイントだな。自分で取ったときゾネスとセクターXどっち経由だったかは忘れた。 -- 名無しさん (2021-09-20 23 32 34) 音声データ圧縮した時に発生するノイズを演出にした話ほんと好き -- 名無しさん (2021-09-22 23 01 37) どっかで言われていたが、ビルのコーネリアファイターの耐久力はアンドルフの耐久力の3〜4倍なんて言われていたな。 -- 名無しさん (2021-09-23 04 07 29) 自分はゲーム雑誌で見たが、キャスト総入れ替えの件は、郷里大輔氏が鬼籍に入られた事が理由と公式で語られていたな。 -- 名無しさん (2021-10-29 02 08 49) うすうすそんな気はしてたよ…一面の裏ボスからラスボスまであの人だもの。しゃーない -- 名無しさん (2021-10-29 02 47 07) あの辺境惑星に追放されたアンドルフがどうやってあれだけ新兵器と軍を揃えたのか当時は気になってたな。ベタなとこで追放される前にあちこちで同胞作ってたとかだろうか -- 名無しさん (2021-10-29 05 11 14) やりこみ要素がすごい。OP画面のキャラの立ち姿が変わるまでやりこんだ。 -- 名無しさん (2021-11-27 20 54 01) 敵も味方も個性強めなのもこのゲームの魅力の一つ。 -- 名無しさん (2023-10-05 21 16 32) 名前 コメント
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スターフォックス アドベンチャー 【すたーふぉっくす あどべんちゃー】 ジャンル アクションアドベンチャーゲーム 対応機種 ニンテンドーゲームキューブ 発売元 任天堂 開発元 レア 発売日 2002年9月27日 定価 7,140円(税5%込) 判定 なし ポイント スターフォックスがゼルダ風アクションゲーム化終始全体的に説明不足 第三の試練 の悪夢任天堂とレア社のタッグの現状最終作 スターフォックスシリーズ 概要 ストーリー 特徴 評価点 問題点 総評 余談 その後の展開 概要 スターフォックスシリーズの3作目だが、シリーズ全体としては番外編的な位置づけ。 当初は『ダイナソープラネット』というニンテンドウ64向けオリジナルゲームとして開発されていたが、GCに移行するに当たりスターフォックスのキャラクターを使用することとなったという経緯を持つ。この為、非常に長い延期期間を経て発売に至った。 開発は『スーパードンキーコング』シリーズ等で知られるレア社。そして本作の後、任天堂とレア社の提携が切られてしまった為(*1)、本作が数々の名作を生み出してきた任天堂とレア社のタッグの現状最終作となっている。 ストーリー フォックス・マクラウド率いるやとわれ遊撃隊「スターフォックス」が、ベノムの暴君・アンドルフの反乱を阻止してから8年後。メンバーの一人、ファルコ・ランバルディが姿を消すなど、チーム内に多くの変化が起きつつも、目立った仕事もなく当てもなく銀河の中を漂う生活が続いていた中、ペパー将軍から待望の仕事の依頼が届いた。依頼の内容は、「ダイナソープラネット」なる恐竜の惑星で起きた謎の異変の調査。フォックスは事の詳細を一通り聞いた後、すぐさま愛機アーウィンへと搭乗し、ダイナソープラネットへと向かう。果たして、異変の原因とは…? 特徴 フォックスの冒険を彩る様々な要素 本作は様々なアイテムを駆使し、時には敵と戦い、時には謎を解くことで先へと進んでゆく…つまりバッサリ言ってしまえば3Dアクションのゼルダシリーズである。ここではそのような本作独自の要素を幾つか紹介する。 クリスタルスタッフ 本作の物語は、ダイナソープラネットの調査に訪れたフォックスが「クリスタルスタッフ」という杖を手に入れたことから始まる。 「スタッフ」と言うからには「杖」なのだろうが、何故か一貫して「棒」と訳されている。 クリスタルスタッフは攻撃や防御といった基本的な行動の他に、冒険を進めると魔法を使用することも可能となる。 クリスタルスタッフで使用できる魔法は全部で7種。大まかには「ヒートブラスト」「アイスブラスト」のように主に攻撃に使用するものと、「ハイジャンプ」のように主に仕掛けを解くために使用するものに分かれる。ただし例えば「ヒートブラスト」は遠隔スイッチを押す際にも使用するので、この区分は便宜的なものだという事に注意して頂きたい。 トリッキー 本作に於けるフォックスの相棒。 ダイナソープラネットに生息する恐竜たちの種族の一つ「アソーカ族」の王子。小型のトリケラトプスのような見た目をしている。冒険好きで勇敢だがまだ幼く、フォックスに迷惑をかけることも多い。 専用のコマンドで簡単な動作を命令できる。例えば穴を掘らせて地中のアイテムを掘り出したり、フォックスの代わりに床スイッチの上に立たせるなどして活用する。 冒険が進むと火が吹けるようになる。松明に点火したり、攻撃に転用したり出来る。 5つの青キノコメーターがあり、これが全部なくなる(=空腹)と上記の専用のコマンドが発動できなくなる。青キノコを食べさせると再び発動可能になる。ちなみに空腹時には「Fox!I m Hungry」と喋る。 稀に突然笑い出す。 スペルストーン 本作に於ける冒険の大目標。惑星の要であった4つのスペルストーンがスケール将軍により持ち去られた為、ダイナソープラネットは分裂を始めた。本作ではこれを取り戻し、それぞれのフォースポイントに収める必要がある。 クラゾアスピリット 本作に於ける冒険の大目標その2。惑星の守護神クラゾアの分裂した魂で、それぞれ「試練の館」を突破することで手に入れることが出来る。これらを全て集め、クラゾア宮殿に収めることも惑星復活の重要なカギとなる。 評価点 アクション性 カメラワークが快適で見やすい。戦闘もフォックスのかっこいいクリスタルスタッフのコンボ技を拝むことができる。 3Dのゼルダシリーズにおける「Z注目」に似た機能があり、本作ではクリスタルスタッフを構えている間は自動で敵や物に注目する。 ただし、スルーしたい敵がいる場合にスタッフを構えていると自動で注目してしまうため、その都度クリスタルスタッフをしまう行動が必要。 爽快感 敵を攻撃した際の感触や、謎解きをクリアした時、乗り物で敵を追いかけるシーンの疾走感などがとても良い。 グラフィック 64期から開発しているという点・GCとしては初期に発売された本作だが、かなり美しい。今作では動くフォックスが楽しめる上に、フォックスのフサフサした尻尾の毛や、動物ながら豊かな表情や挙動をするカットシーンなど当時としては高いクオリティを誇っている。 魅力的なキャラクター 元々は別のゲームのキャラとして企画されていたにもかかわらず、本作登場後にスターフォックスに正式加入するまでに至ったクリスタルをはじめ、会話可能な多数の恐竜たち、よく通うことになる店の店主であるシャブンガ、ワープ魔人、相棒のトリッキー、本作の強敵であるスケール将軍など、本作のキャラクターはプレイしている人ほど印象深いものが多い。フォックス自身も会話などで多彩な反応を見せてくれる。 問題点 全体的に説明不足。 本作はシナリオやゲームシステム等、あらゆる点に説明不足が目立つ。 例えばクリスタルスタッフの入手シーン。クリスタルが「クリスタルスタッフの力を試すのです!」と言ったきり、何の説明もないままフォックスはいきなり戦闘に放り出されてしまう。 実はクリスタルスタッフには3通りのコンボが存在し、そのどれで倒すかによって敵のドロップするアイテムが変わる、という重要な戦略的要素があるのだが、ゲーム中では一切説明されない。 シナリオも説明不足が目立つ。例えばクラゾアスピリットを集める理由についてだが、「何故クラゾアの力が必要なのか」という話が出るのが4つのスペルストーンを集め終わった後。ゲームの終盤も終盤であり、その時点でプレイヤーは既に6つのクラゾアスピリットのうち4つは集め終わっているというタイミングとなる。話のタイミングがいくらなんでも遅すぎる上に、まともな説明もないまま訳も分からずクラゾアスピリットを集めさせられるので、良い気分はしない。 しかも前半でクラゾア本体の魂がフォックスと直接会って会話をしているのに、肝心なところを説明せず、クリスタルの救助依頼とチュートリアル的な説明をしただけでどこかへ行ってしまう。結局「何故クラゾアの力が必要なのか」という話も恐竜たちとの会話で発覚することになりクラゾア自身からの説明は最後まで無し。なんとも無責任な守護神である。 他にも冒頭で「なぜファルコがいないのか?」といった、むしろファンなら最初に気になる部分も無視して話が始まる。 一応、ファルコのチーム離脱に関してはゲーム雑誌『ニンテンドードリーム』と公式サイトの漫画「さらば愛しのファルコ」にて補完されている。同漫画は『64』の後日談であるのだが、よりにもよって本編に深く関わる情報をここで説明されている。発売当初にはゲームショップでは無料で冊子が配布されていたが、知らずに遊んだプレイヤーは置いてきぼりをくらうことになる。 更に、本作のクライマックス部分も全く説明が足りておらず、いわゆる「超展開」の類になってしまっている。 + シナリオネタバレ有り 最後の試練の館に入ると、そこには事件の元凶スケール将軍が待ち構えているのだが、いざ戦闘に入りスケール将軍を攻撃しようとすると戦闘は中断され、スケール将軍は突然死んでしまう。 更にその後、本作の真の元凶はクラゾアの背後に居た アンドルフだった と判明するのだが、この展開も唐突過ぎて訳が分からない。何故アンドルフはクラゾアスピリットを全て解放させたのか、そもそもアンドルフは『64』で死んだのではなかったのか、何故クラゾアの像の後頭部にアンドルフの顔が付いているのか等、様々な謎が一切解明されることなくそのまま話が終わってしまう。 このアンドルフとの決戦の際、スターフォックスを離脱していた ファルコが援護してくれる という傍から見れば熱い展開になるのだが、やはり唐突な上、ここまでずっとプレイしてきたプレイヤーは もはやファルコの存在を忘れる。 グレートフォックスに帰還したフォックスが事件の顛末を報告しても、ペッピーやペパー将軍も「またアンドルフだったなんてな」という非常に軽いノリで済ませてしまう。例えれば毎度マリオに倒されるクッパのような扱いである。 アンドルフが自身の複製を作って「復活」できる点も「さらば愛しのファルコ」で触れられていたのだが、やはりマニアックすぎてプレイヤーの目に留まっていたか怪しいところ。 一応、アンドルフの目的・復活の仕組みについては、エンディングでのフォックスの台詞・後述の隠しメッセージにて触れられてはいる。 やや肩透かし気味な展開。 本作は4つのスペルストーンを集めるという大きな目標があり、4つのエリアが存在することから、ゼルダの伝説のように4体のボスと戦うことになると想像に容易いが、実際に戦うボスは3体。2つ目のスペルストーンは雑魚敵とのレース勝負で手に入る。 ちなみにこのレース勝負は 追突して相手のバイクをクラッシュさせれば勝ち という斬新なルール。 序盤にも似たようなレース勝負の場面があり、そちらは普通に追い抜けばクリアだったが、2回目のレース勝負はコースがループするため、追い抜いても意味がない。その上バイクに耐久値があるため、永久に走行は不可能。 スペルストーンは4つだが、個性的なスペルストーンが1つずつあるのではなく「火」と「水」のスペルストーンがそれぞれ2つずつあるだけ。 スペルストーンを収める「フォースポイント」も、それぞれに対応した「火山」と「海」に2回ずつ行くことになる。 ただし1回目と2回目に違う仕掛けを通ることになり、全く同じことを繰り返すわけではない。しかし帰りは毎回 徒歩。 クリスタルも発売前情報だとダブル主人公のように見える演出だったが、実際は冒頭で「燃料バレルの持ち運び&投擲攻撃」というチュートリアル的なステージをクリア後すぐ捕まってしまい、終盤まで出番はない。 事実クリスタルは、フォックスに置き換えられる前の主人公だった「サーベル」というキャラクターとのダブル主人公の予定だった。サーベルに対するトリッキーのように、クリスタルにも相棒としてクラウド族の王女が設定されていた。また、今作の強敵キャラであるスケール将軍も『ダイナソープラネット』から引き継がれたキャラクターである。 戦闘の爽快性がない。 最初のうちはクリスタルスタッフのコンボ技が気持ちいいのだが、基本的な戦い方は後にも先にも変わらないので単調になってくる。序盤のうちはいいのだが、ゲームの中盤になるとHPの高い敵キャラが登場するので、更に単調な戦闘が増えてしまう。 魔法攻撃はあるものの、ヒートブラストは敵に対しての命中率が低く、アイスブラストは敵に対して長めに当てないと効果がなく、クェイク系は発動までが長いので、結局クリスタルスタッフのコンボ技に頼らざるを得なくなる。 一部飛行する小型の敵の迎撃が難しい。 けたたましく笑いながら上から襲いかかってくるため、プレイヤーをイラつかせる要素である。 説明はされないがクリスタルスタッフ使用中にRボタンでシールドを張ることができる。このシールドは魔力を必要とせず、張っている間は 永久に無敵。 ただしシールド張っている間は攻撃と移動ができない。 また、狭い通路を転がる玉を避けながら進むような場面では回避用の窪みが用意されているが、わざわざ窪みに逃げ込まなくてもシールドで凌げてしまう。 全体的にプレイヤーの腕頼みの謎解きが多い。 本作の謎解き場面ではそこまで頭を使うパズル系の謎解きは少なく、寧ろプレイヤースキルに頼る類のものが多い。特定の場所だけで必要な操作をしなければならない、いわゆる「ミニゲーム」をやらされる。 例えば「リングを時間内に全てくぐる」という どこかで見たような タイムアタックや、ひたすら連打が必要なミニゲームなど。つまりプレイヤーの腕が全てであり、対策を立てようがない為、出来る人はすんなり出来るが出来ない人はいつまでも同じところで詰まっているという事態に陥りやすい。しかもノルマが無駄に厳しかったり判定が妙にシビアなものが多い。 その極め付けが「第三の試練」。ゲージの内部をバーが往復し、時折バーが振り切れようとするのでスティックを逆に入力してそれを必死にゲージ内に留めるという試練なのだが、多くのプレイヤーがここでこのゲームを投げた程に、異常に難易度が高い。バーの動きは決まっているとは言え、基本的にバーの動きが異常に速く、右に強く振った次の瞬間に左に振れるといったことも珍しくなく、正直クリアできるかどうかは反射神経頼りと言った所。ちなみにクリアまできっかり60秒もある。 しかも他の試練と同様、試練に失格するとその都度、試練の館の入口に戻される。再挑戦する度に館の最奥のクラゾアスピリットの元にたどり着かなくてはならない。さらに途中の回復アイテムが復活しないため、毎度慎重に進む必要がある。 因みに「試練の館」で詰まり易いのはここのみ。第四以降の試練は寧ろ簡単であり、何故ここだけこれ程難しいのかは全く分からない。 この試練の館に行く前のエリアでも「左右に振れるバーがゲージ内に入っているタイミングでボタンを押す」という似たような感じのミニゲームがあるのだが、こちらもバーが速すぎるうえに判定が無駄にシビア、しかも一回失敗するたびに演出がやたら長い、とどうもバー関係のミニゲームには難がある。 ただし「タイミング」のゲームではミスをしてもフォックスが一定ダメージを受けるだけであり、数回ミスをしてもクリアできる。一方で「第三の試練」では一瞬でもバーがズレると即座に失格で、入り口からやり直しというもはや拷問に近い苦しみを味わうことになる。 ミスして再挑戦するたびに前後のムービーが再度流される。イベントシーンのムービーや会話をスキップできないことがミニゲーム系の操作が苦手なプレイヤーのストレスに拍車をかける。 無駄にマップが入り組んでいる。 ダンジョンやフィールドが複雑なのは良しとしても、シャブンガの店のような買い物をする店まで迷路のように入り組んでいる。 しかも本作の移動手段は基本的に徒歩であり、ひどい時にはダンジョンをクリアした直後、同じ道程を逆戻りさせられる。ファストトラベル系の機能は無し。 明らかな「ダンジョン」ならともかく「単なる通り道」にすぎないような場所も無駄に入り組んでいたり、ハシゴを何度も上り下りするような構造になっている。 さらにダンジョンクリア後の帰途にスリッピーが「フォックス、まだそこかい?」という悪態をさらっと吐いてくる。 スターフォックス要素と本作に元々存在した要素の整合性が取れていない。 「ダイナソープラネット」というゲームに「スターフォックス」の要素を無理やりねじ込んだ のだから当然とも言えるが、完全にスターフォックス要素が浮いている。 まず本作の世界観はギリギリSFとも呼べなくないが、「魔法」や「霊魂」が普通に登場する事に違和感がある。壮大なスペースオペラを描くスターフォックスの世界観とは少なくとも合ってはいない。 本作の舞台となる「ダイナソープラネット」は言語能力が発達した恐竜達が支配する惑星と言う事になっているが、恐竜達の造形も総じて『ぼくらはカセキホリダー』程度のデフォルメ化しかされていないリアル調の上に、文明レベルも紀元前か紀元後か程度に近い惑星であるせいで違和感を禁じ得ない。対する本来のスターフォックスの世界観は「擬人化された動物キャラクター達によるスペースオペラ」と言う体裁である為、リアル調の動物(恐竜)キャラクターと人間に近いデフォルメを加えられた動物キャラクターが混在していると言う非常に噛み合わない物となっている。 また、ダイナソープラネットの恐竜もジェット噴射機のついたSF要素のあるアイテムを使ったり、盾や棍棒や鎧を装備している為、これらの恐竜キャラクターとあまりデフォルメ・擬人化のされていない恐竜が混在している。 スターフォックスと言うよりはドンキーコングや、クラッシュ・バンディクーのようなバリバリの洋物デザインである。 舞台が原始の惑星である弊害で未来文明を舞台としたスペースオペラが売りだった本家スターフォックスの世界観があまり生かされておらず、ゲーム中では代わり映えしない原始的な惑星をひたすら歩き回る事になってしまう。そもそも、ダイナソープラネットがスターフォックスの舞台となる恒星ライラット系に含まれているかどうかすら設定的に曖昧であり、後にダイナソープラネットから惑星サウリアに改名された事からするとコーネリア軍と同盟を結びダイナソープラネットはライラット系の一部になったと言う事なのだろうか。 加えてフォックスが近代的武器を使用しないことにも違和感がある。今作よりも前に『64』の隠し要素でバズーカーを携え、更に『大乱闘スマッシュブラザーズ』でもフォックスがブラスターを装備しているので、アクションゲームになった今作でもブラスターのような射撃武器を使える(*2)という期待を持ったプレイヤーもいることだろう。序盤でフォックスがペパー将軍にブラスターが支給されない理由を尋ねているが、「今回はあくまで破壊ではなく調査だから」という理由で 結局最後まで支給されなかった。 つまりどんな危険があるかも分からぬ未知の場所を全くの丸腰(*3)で調べろというのである。ちなみに本来ならそもそもフォックスが強大な敵に対して生身で立ち向かう必要は全くないのである。ランドマスターはどうした? また、フォックスが拾った直後からすぐクリスタルスタッフを使いこなせる理由もよく分からない。傭兵なので事前に棒術に長けていても不思議ではないが「スマブラ同様にパンチやキックではダメだったのか?」と感じ得ない。実際にペパー将軍のセリフも「敵に襲われたらパンチやキックで撃退しろ」「戦わずに逃げろ」と解釈されかねない。 クラゾア宮殿へは何故かアーウィンで向かうことはできないが、終盤では無条件にアーウィンで直接着陸している。 フォックスの仲間たちも惑星に降り立つなどせず、グレートフォックスから顔だけ見せながらナビゲートするだけである。 そのためろくに道具を持参しなかった惑星に来たフォックスが放ったらかしにされ、普段の武器や道具があれば即座に解決できる問題を、苦心して道具を現地調達しながら進むような展開になってしまっている。 なまじスリッピーが道具を「転送」してくる場面が少しだけあったりするので、尚更放ったらかし感が強い。ちなみにこの場面はこのゲーム特有の説明不足が輝いており、 アイテム取得演出が無いため転送されたかどうか気づきづらい。 ステージ間の移動がアーウィンを使ったシューティングゲームになっている点は辛うじてスターフォックス感はあるのだが、そのクリア条件も「ゴールドリングをくぐった数」であり、ここで得たスコアは関係ないという「なんちゃってシューティング」なので、これもあくまでオマケ程度のミニゲームと化している。ユーザーが求めていたものを履き違えている感がある。 そもそもゴールドリングは元々回復アイテム兼シールド上限アップアイテムであり、このゴールドリングを何故くぐらなければいけないのかの理由や説明はもちろん無い。 アーウィンの操作自体は良好(ただしチャージショットが無くなっている)。トリガー押し込みでのローリングなどは次作の『アサルト』でも引き継がれている。 + ネタバレ有り ちなみにラスボスであるアンドルフ戦において、吸い込み攻撃時に特定のアクションを行わなければ先に進めないのだが、それが何かというとまさかの ローリング である。前作では吸い込み攻撃にはブレーキを使うかボムを投げ込めば食べられずに済んだのだが、今作での吸い込み攻撃に ブレーキはなんと効果がない。 何故ローリングなのか…。 割れてしまったダイナソープラネットの別部分へ移動するには上空に「ゲート」なるものを開かなければならないのだが、アーウィンで宇宙空間を通って移動しているにもかかわらずゲートがなぜ必要なのか説明されない。 一方で住民のクラウド族(翼竜)が生身でゲートに飛び込んで別エリアに移動している描写があり、これもフォックスのアーウィン移動と矛盾している。 元々『ダイナソープラネット』にあった何らかの遠距離移動手段を無理やりアーウィンに差し替えた名残なのだろうか…。 その他作りが粗い点。 シャブンガの店での買い物の場面では「値引き交渉」が出来るが、この値引き交渉ができる旨の説明は一切なし。ちなみに通常の2倍の金額をかけて商品が買えるが、いわゆるまとめ買いにはならないので結果的に損するだけである。 ストーリー終盤は一方通行となる。第五の試練を突破した後にアーウィンに乗ってダイナソープラネットに向かうと強制的にクラゾア宮殿に着陸してしまい、「ソンテイルの里」を始めとした今まで行くことができていたマップに二度と行けなくなる。その時点で分裂した地形といったダイナソープラネット以外の場所は「×」と表示されて行くことができないので実質行く場所を強制されることになる。加えてクラゾア宮殿に着陸した後にアーウィンに近づいても乗り込むことができず、他の場所に行くことができない。 さらにイベント後にアーウィンを操作する場面でセーブをすると、再開が"イベント→アーウィン操作パート"で固定されてしまい、生身で探索することすら不可能になる。もっとも、先述の一方通行のせいでクラゾア宮殿を歩き回ることしかできないが。 トリッキーとのボール遊びや後述の井戸にメダルを投げ込んで裏情報を聴く隠し要素も楽しむことができなくなるため、それらを楽しみたい人は第五の試練突破前のデータを残しておくこと。 分裂した4つの地域のうち、1つは2回訪れることがあるのでいいが、残りの3つの地域に関してはスペルストーンを入手してしまえばストーリー上、再度訪れる必要はない。しかし「ダークアイス鉱山」と「クラウド城」はスペルストーンを入手するとアーウィンを降りてしばらく歩いた場所で門が封鎖されており、それより奥には二度と入ることができなくなってしまう。 その影響によりフォックスの手助けをしてくれたベリーナ、クラウド女王、グレッグ(*4)といった恐竜たちには二度と会うことができない。 一方で「ドラゴンロック」にはそういった封鎖されている箇所がなく、普通に探索することが可能。しかし再度訪れてもそこにいるのは最初に捕らわれていたアソーカ族のみ。ドラゴンロックには3匹の恐竜たちが捕らえられており、流れでハイト族とクラウド族も救出するのだが、クリア後はどこを探してもその姿はない。残りの2匹はどこ行った? その残ったアソーカ族もこれまでの出来事を忘れてしまったかのように「ひと暴れといこう」としか話してくれない。 OPに「フォックスが衝撃波を繰り出してレッドアイ族を転倒させる」というシーンがあり、初見でグランドクエイクを撃ち込んで騙された人は多いだろう。 実際はウォールドシティで仕掛けを解いて強化したスーパークエイクを撃ち込まなければならない。つまり初見撃破不可能。 通貨「スカラベ」を集めるのが割と面倒。クリスタルスタッフで石を持ち上げる(Aボタンの連打が必要)と、石の大きさに応じてスカラベが飛び出てくる。ただし重い石はそれなりに持ち上げるのに時間がかかる。 にもかかわらず、アイテムを買うイベントが頻繁に起こる。 一応、ソンテイルの里とシャブンガの店を往復してスカラベを短時間で稼ぐ方法は存在する。 本作の仕掛け・謎解きは多岐に渡っているが、何故か「爆弾(のようなもの)で壁を壊す」という謎解きが異様に多い。 また、序盤から出てくる「投げて爆発」させる円筒形の物体が「爆弾」ではなく一貫して「燃料バレル」と呼ばれているのだが、燃料補給に使う要素はなく、なぜそこまで燃料バレルにこだわるのか謎である。 レア社製なので全編英語ボイス。英語を話すフォックス達を受け入れられるかどうかは人による。また、『アサルト』でフォックスの声優が里内信夫氏から野島健児氏に変更された理由には、今作での声が影響している様子。 日本版では英語ボイスに日本語字幕となるが、日本語字幕がかなり大雑把な意訳。意訳でもいちおう必要な会話は成立するようになっているが、中には丸っきり字幕が省略されている台詞さえある。 設定上、シャブンガを除く恐竜達は「恐竜語」を話している。翻訳システムが未完成なゲーム序盤に、フォックスが恐竜達とのコミュニケーションに苦心する場面もある。翻訳システム完成後は恐竜語が英語で聞こえるようにようになるが、何故かクリスタルの台詞だけシステム完成後も恐竜語のまま。しかし何故か最終シーンには英語になる。 いつどこで覚えたんだ? クリスタルは水晶に閉じ込められた状態でテレパシーで話しているので「翻訳システムを通していないから」という解釈もできる。それならば最終シーンで英語になる点とも辻褄は合う。しかし恐竜語を話せないはずのフォックスが言葉を理解できている点とは矛盾してしまうため、結局何語を話しているのかハッキリしない。 キャラの性格もアメリカンナイズされており、従来とは性格がやや異なっていたりも。厳格で寡黙だったペパー将軍はジョークを交えて雄弁に喋るフランクな性格になっていたり、子どもの恐竜トリッキーにからかわれたフォックスが「このガキ」と言ってキレたりするなど、シリーズ経験者は違和感を覚える事だろう。 調子の悪いジュークボックスを蹴飛ばす乱暴な一面を見せるスリッピーにプレイヤーは驚くことだろう。 ジュークボックスで今作に収録されているBGMを聴くことができるが、結構な頻度で横にいるスリッピーの指パッチンの音が入る。 ハッキリ言って邪魔である。 隠し要素の一つに「井戸に専用のメダルを投げ込み裏情報を聞く」というのがあるが、何枚目のメダルかでメッセージが変わるのに1度ずつしか聞けないので不便。 聞いた情報をまとめるファイルなどもない。何度も聞きたければ直前にセーブして聞いたらリセットするしかない。 ダイナソープラネットが元通りになった後の恐竜たちの描写不足について。 + 終盤の展開のネタバレ有り アンドルフを倒し、クラゾア宮殿に戻るとスケール将軍の支配から解放されたシャープクロウ族たちが大喜びし、フォックスに感謝のエールを送っている。が、それだけである。 仲の悪いアソーカ族とクラウド族が和解した、他の種族と生きることを捨てたライトフット族が他の種族と共に生きることを決意した、分裂した地域「ドラゴンロック」に捕らえられていた三匹の恐竜たちはダイナソープラネットが元に戻ったことでなつかしい友に再会することができた、他の種族たちから隔離されていたレッドアイ族がどうなったかなど、ダイナソープラネットが元の形に戻ったその後の描写が一切ない。アソーカ女王やソンテイル族もシャープクロウ族同様フォックスに感謝する描写ぐらいはあってもよかったのではないだろうか。 最後のクリスタルスタッフをよく見ると……。 + 終盤の展開のネタバレ有り イベントでクリスタルを救出し、その後正体を現したアンドルフを撃退するためにフォックスは半ば奪われる形でクリスタルスタッフをクリスタルに返すが(とは言っても元々彼女の持ち物なので返すのは筋だが)、アンドルフ撃退後のグレートフォックス内で会話するシーンのフォックスをよく見るとなぜかフォックスがクリスタルスタッフを所持している。加えてクリスタルもどこかにしまい込んだのかアンドルフ撃退後にクリスタルスタッフを所持している描写がない。意味もなく転送装置でも使ってこっそりフォックスに持たせたのだろうか? 総評 紆余曲折を経て発売に漕ぎ着けたタイトルだが、完成度はなかなかのものであり単なる「ゼルダフォロワー」に留まらない出来となっている。 しかし元々が「ダイナソープラネット」という一つのゲームであり、それに「スターフォックス」を無理やりねじ込んだため、シナリオなど粗が目立つ部分も多く、何より「そもそもこれをスターフォックスでやる必要はあったのか?」という疑問が大きい。 数々の名作を送り出してきた任天堂とレア社のタッグによる最後の作品としては少々残念な出来と言わざるを得ない作品である。 余談 開発の経緯について 元々はN64で開発され、フォックスがブラスターで敵と戦うシューティングゲームと言う後に発売される『アサルト』の原型となるものを水面下で開発していたが、開発が長期化するにつれ宮本茂の判断でGCに移行する事が決定し、同時期にレア社が開発していた『ダイナソープラネット』と開発ラインを統合する事となった。 今村孝矢氏(シリーズの総合デザイナー)曰く統合後も苦労が絶えなかったらしく、紆余曲折を経て本作は2003年に発売するが、製品版には64版『アドベンチャー』の要素は実装されなかった。 参照画像 ヨーロッパ版におけるタイトルについて 本作より、ヨーロッパ版のタイトルに『STAR FOX』のタイトルが使われるようになった。 前作までは権利上の都合により『Starwing』や『Lylat wars』というタイトルであった。 その後の展開 以降のスターフォックスシリーズにも本作の舞台「ダイナソープラネット」が「惑星サウリア」という名称でそれぞれ少しだけ登場している。 『ゼロ』には設定的に登場しなかったものの、発売記念ショートアニメに名前のみ登場している。 Nintendo Switchソフト『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』に、クリスタルがアシストフィギュアとして登場する。 『アサルト』以降ではなく本作準拠の姿。本作ではほとんど見られなかった、クリスタルスタッフで戦うクリスタルの出番となった。
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スターフォックス アサルト とは、【ニンテンドー ゲームキューブ】用のゲーム。 概要 ストーリー ゲームシステム キャラクター スターフォックス スターウルフ その他のキャラ アパロイド(ザコ) アパロイド(ボス) マシン スターフォックスのマシン スターウルフのマシン その他のマシン ボス機 ゲームモード アイテム マシン用 パイロット用の武器やアイテム シナリオモード専用アイテム 地名 関連作品 リンク 日本国外版 コメント 概要 スターフォックス アサルト 他言語 Star Fox Assault (英語) ハード 【ニンテンドー ゲームキューブ】 メディア 1.4GB 8cm光ディスク セーブ容量 5ブロック ジャンル アクションシューティング 発売元 任天堂 開発元 任天堂ナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント) プレイ人数 シナリオ 1人バトル 2~4人 発売日 2005/02/24 (日本)2005/02/14 (北米) 値段 6,476円(税別) レーティング CERO A(全年齢対象)ESRB T(13歳以上対象) シリーズ スターフォックスシリーズ 日本販売数 約19万本 世界販売数 約108万本 【ニンテンドー ゲームキューブ】で発売された『スターフォックスシリーズ』の一種で、【スターフォックス(ゲーム)】?などと同じ3Dシューティングになっている。 発表時はナムコの『エースコンバット』開発チーム「プロジェクト・エイセス」が開発担当を行うと告知されていたが、実際には別のナムコのチームが担当する事となった。 シングルモードのオールレンジステージやバトルモードの一部のルールではパイロットが各マシンを自由に乗り降り出来、TPSのような白兵戦モードやマシンの使い分けが可能。それに伴い白兵戦では様々な重火器を使用できる。 ナムコが開発にあたったため、ボーナスゲームとしてナムコのシューティングゲームである、『バトルシティー』、『ゼビウス』、『スターラスター』の3本が丸々収録された。 発売前の告知と開発担当が異なる点、分岐の消滅によるステージ総数の減少、任天堂と関係のないゲームが収録されていた事により当初は余り評価が宜しく無かったが、高品質のグラフィックやBGM、豊富なボイスとそのやり取り等は評価が高い。 日本での販売数はいまいちだったが、北米では約68万本のプチヒットを見せた。 ストーリー ※取扱説明書には【スターフォックス64】や【スターフォックスアドベンチャー】?の出来事も載っていますが、その部分はカットしています。 そして、1年の月日が流れた。 ならずもの集団「スターウルフ」を追い出されたアンドリュー・オイッコニーは、今は亡き叔父アンドルフの残党を率いて反乱軍を組織し、コーネリア政府に反旗を翻した。 しょせん寄せ集めとたかをくくっていた正規軍だが、常識はずれのゲリラ戦法をとる反乱軍に思わぬ苦戦を強いられる。 業を煮やしたペパー将軍は旧友ペッピーにオイッコニーの討伐を依頼。 やとわれ遊撃隊「スターフォックス」は新たな任務に出撃する! しかしそのとき、ライラット系に真の脅威がさしせまっていた……。 ゲームシステム 2種類の戦闘モード 「シナリオ」モードでは、ミッションによって進行が「シューティングステージ」と「オールレンジステージ」のどちらかになる。「バトル」モードではオールレンジステージのみ存在する。 機体の乗り換え(マシンの乗り降り) パイロット操作時に【アーウィン】/【ランドマスター】/【ウルフェン】の近くでZボタンを押すと、各マシンに乗り込んだり降りる事が出来る。状況やルールによっては乗り降り出来ない。 キャラクター スターフォックス 【フォックス・マクラウド】 【ファルコ・ランバルディ】 【スリッピー・トード】 【クリスタル】 【ナウス64】 【ペッピー・ヘア】 スターウルフ 【ウルフ・オドネル】 【レオン・ポワルスキー】 【パンサー・カルロッソ】 その他のキャラ 【ペパー将軍】 【ベルツィーノ・トード】? 【アンドリュー・オイッコニー】 【ピグマ・デンガー】 【オイッコニー兵】? 【ならず者】? アパロイド(ザコ) 【ギャラヴォス】? 【キロス】? 【ザキロス】? 【クローラ】? 【ゴッヅ】? 【ファクトリー】? 【エスカーグ(スターフォックス アサルト)】? 【メッサー】? 【ルイン(スターフォックス アサルト)】? 【フィージ】? 【ドロータ】? 【スパイラ】? 【スタッガー】? 【ダーツ(スターフォックス アサルト)】? 【ギダーツ】? 【マドカイト】? 【トーラ】? 【デトーラ】? 【キューム】? 【ギドーム】? 【ラドーム】? 【ギスキー】? 【ガバナー】? 【バドーム】? 【エグファント】? 【アイタック】? 【コーネリア軍歩兵】? 【アンタレス】? 【マインフィッシュ】? 【デゾン】? 【パラフィン】? 【パラファー】? 【パータイル】? 【ミューラ】? 【ダクローラ】? 【ドゴッヅ】? 【デリア】? 【メッサード】? 【スローブス】? 【ゾーバイン】? 【ザンサー】? アパロイド(ボス) 【アパロイドマザー】? 【ゼグダリア】 【ダイバガント】? 【パイラドーズ】? 【レゾート】? 【メガイダ】? 【デグラム】? マシン スターフォックスのマシン 【アーウィン】 【ランドマスター】 【グレートフォックス】 スターウルフのマシン 【ウルフェン】 その他のマシン 【サルバスターAW】 【サルバスターBW】 【ゴリアース】? 【サルデスmkⅢS】? 【マーモZ】? 【サルデスmkⅢDG】? 【サルデスmkⅢDB】? 【サルスプレンダーLW】? 【サルドライバー】? 【P.A.W.N】? ボス機 【デスバブーン】 【エアフォース・バウ】? ゲームモード シナリオ 全10ミッションを進めるストーリーモード。各ミッションをクリアする度にセーブするかを選択できる。「はじめから」を選ぶと難易度を選択した後にミッション1が始まり、「つづきから」を選ぶと最終セーブ時点の次のミッションから始まる(ミッション10のクリア後にセーブした時はエンディングとスタッフロールが見られる)。 ミッション 一度でもクリアした事があるミッションを選んで再挑戦する。ブリーフィングや一部のムービーはカットされる。 サバイバル 10ミッションを連続かつノーセーブで遊ぶ。ゲームオーバーになるかゲームクリアするとスコアなどをセーブ出来る。 バトル 2~4人のプレイヤーで対戦する。参加する人数分のコントローラーが必要で、CPUはいない。ゲームルールなども設定可能。 ボーナスゲーム シナリオモードでブロンズエンブレムやシルバーエンブレムを10個集めたり50個のスペシャルフラッグを全て回収すると、ナムコのゲーム『バトルシティー』『ゼビウス』『スターラスター』が遊べる。 オプション セーブファイル(最大20)を管理したり操作タイプ(3種類)を変更する事が出来る。 アイテム マシン用 シルバーリング マシンのシールドが少し回復する。 ゴールドリング マシンのシールドが中程度回復する。 パワーアップアイテム(緑) マシンの攻撃力が1段階上がり、アーウィンやウルフェンのウィングが修復される。 パワーアップアイテム(赤) マシンの攻撃力が最大まで上がり(緑2個分)、アーウィンやウルフェンのウィングが修復される。 スマートボム アーウィンやウルフェンのスマートボムを1個補充する。スマートボムは最大9個まで所持できる。 プラチナリング バトルモード専用。マシンのシールドが全回復する。 クラスターボム バトルモード専用。アーウィンやウルフェンが使用できる対地爆弾で、発射して爆発すると多数のグレネードがばら撒かれる。 パイロット用の武器やアイテム ブラスター パイロット達の初期装備である光線銃。3段階のチャージ攻撃が可能。 マシンガン ショットボタンを押し続けると連射できる。集中攻撃したり敵の集団をなぎ倒せる。 ガトリングガン 連射可能。マシンガンより命中精度は低いが、連射速度が速くて威力も高い。 ホーミングランチャー 目標をロックオンしている間に撃つと、ロケット弾がその対象に誘導される。爆風に当たるとダメージを受ける。 スナイパーライフル Xボタンを押してスコープを覗き、ショットボタンを押して狙撃できる。ズームイン/ズームアウトが可能。スコープから目を離すには再度Xボタンを押すか武器チェンジする。 グレネード 手榴弾を投げる。敵の集団を一掃したり遮蔽物の裏にいる敵を攻撃できる。すぐ投げずに持ち続けて爆発までの時間を調節する事も可能だが、ずっと持ち続けていると自爆してダメージを受ける。 センサーボム センサー爆弾を地面に設置し、この爆弾の近くにいるキャラやマシンに感知センサーが反応して爆発する。設置数上限を超えるまでは消滅しない。弾などを当てると爆破処理できる。 回復キット パイロットの体力が回復する。緑色は少量、銀色は半分程度、金色は全回復させる。 バリア 敵の攻撃を、一定時間または一定回数は防ぐ事が出来る。 ステルススーツ バトルモード専用。光学迷彩を発動させて一定時間姿を消せる。相手自身や攻撃をすり抜けたりはしない。相手に拾われたらその相手の画面をよく見て策を立てよう。 デビルスナイパー バトルモード専用。相手に大ダメージを与えられるスナイパーライフル。ズームイン/ズームアウトが可能。 デビルランチャー バトルモード専用。相手に大ダメージを与えられるホーミングランチャー。当然自爆には注意しよう。 ハナビ バトルモード専用。地面に設置した後は上空に弾が撃ち上がり、大量のグレネードが地上へと落ちて広範囲に降り注ぐ。発射前にハナビ本体を破壊すると、大量のグレネードがその場にばら撒かれる。 センサーロケット バトルモード専用。地面に設置した後はレーザーが照射され、アーウィンやウルフェンがそのレーザーに触れると、ミサイルが発射されて飛んでいく。レーザーは目立つので、空中戦が白熱しない限り作動すらさせられない事もある。ミサイルの追尾性能はかなり高くて受けるダメージも大きいが、狙われたプレイヤーがアーウィンやウルフェンから降りるとミサイルは追尾しなくなる。 シナリオモード専用アイテム スペシャルフラッグ ナムコ作品でお馴染みの旗。全50個存在し各ミッションに5個ずつ隠されている。各ミッションで5個全て記録するには一度の挑戦で全部集めておく必要がある。 1UPアイテム 残機/残り人数が1増える。サバイバルには出てこない。本作は撃墜数関連では1UPしない。 地名 惑星フォーチュナ コーネリア正規軍とアンドリュー・オイッコニーの率いる反乱軍が、この星に近い宇宙空間で交戦していた。自然が豊かな星で、オイッコニー軍の基地が建設されていた。ボスは惑星内でまずオイッコニー旗機のデスバブーンと戦い、次にアパロイドのゼグダリアと連戦する。 惑星カタリナ この惑星に建設されているとあるコーネリア軍基地から救難信号が出されており、アパロイドの件も兼ねてスターフォックスチームが調査に向かう。オールレンジモードの地上戦になり、アパロイドの地上部隊と交戦する。全4フェーズに分かれており、フェーズ2からランドマスターが転送されて乗降可能になる。フェーズ1やフェーズ2はゴッヅ、フェーズ3はファクトリー(敵は生み出さない)、最終フェーズはボスのダイバガントが倒すべきターゲットになる。 サルガッソーコロニー 惑星フィチナ アステロイドベルト 惑星サウリア 惑星コーネリア オービタルゲート アパロイド本星 アパロイド本星中枢 関連作品 【スターフォックス64】前の時系列その1 【スターフォックスアドベンチャー】?前の時系列その2 【スターフォックス コマンド】次の時系列 リンク 公式HP 日本国外版 ボーナスゲームは『ゼビウス』だけが収録されており、『バトルシティー』や『スターラスター』は収録されていない。 コメント 名前 全てのコメントを見る?
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スターフォックス2 機種:SFC 作曲者:石川こずえ、神吉由美子 発売元:任天堂 発売年:2017(ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン) 概要 『スターフォックス』の続編。 ほぼ完成直前まで進んでいたが、ニンテンドウ64用ソフトに移行のため開発・発売中止となった幻のソフト。 現在ROMがインターネットに流出しており、ゲーム内容と共に音楽も以下のタイトルの通り明らかになっている。 2017年発売の「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」に本作が収録された事で話題を呼んだ。 実質的に正式なリリースとなるので本作の曲は2017年の新曲扱いになっている。 収録曲 曲名 作・編曲者 補足 順位 Opening Title Records Select Menu Star Map Select Target Description Venom 惑星ベノム Venom Inside 惑星ベノム(基地内部) 2017年268位 Taitania 惑星タイタニア Taitania Inside 惑星タイタニア(基地内部) Macbeth 惑星マクベス Macbeth Inside 惑星マクベス(基地内部) Eladard 惑星エラダード 2017年102位 Eladard Inside 惑星エラダード(基地内部) Meteor 惑星メテオ Meteor Inside 惑星メテオ(基地内部) Planet Boss Battle Fortuna 惑星フォーチュナ Fortuna Inside 惑星フォーチュナ(基地内部) Planet Boss Battle 2 Flotilla Battle Surprise Attack スターウルフ戦 2017年158位 Missiles ミサイル戦 Battleship 戦艦戦 Inside of the Battleship 戦艦内部 Battle against Mirage Dragon ミラージュドラゴン戦 Mysterious Space Station Space Station Andorf ラスボス戦 Staff Roll Continue Records 2 Records 3 Attack on Coneria Unused Battle ゲーム内未使用曲 Unused Battle (faster) Unused Battle 2 Unused Battle 3 Macbeth Beta Fortuna Beta Unused Beta Unused Opening Remix Unused Coneria
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今日 - 合計 - スターフォックス アサルトの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月09日 (火) 14時28分16秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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【TOP】【←prev】【Wii U】【next→】 STARFOX ZERO タイトル STARFOX ZERO スターフォックスゼロ 機種 Wii U 型番 WUP-P-AFXJ ジャンル シューティング 発売元 任天堂 発売日 2016-4-21 価格 5700円(税別) タイトル STARFOX ZERO ダブルパック 機種 Wii U 型番 WUP-P-BFXJ ジャンル シューティング 発売元 任天堂 発売日 2016-4-21 価格 6500円(税別) スターフォックス 関連 SFC STARFOX N64 スターフォックス 64 GC スターフォックス アドベンチャー STARFOX ASSAULT WiiU STARFOX ZERO 駿河屋で購入 Wii U
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このページでは【スーパーファミコン】のゲーム、 スターフォックス を解説する。 キャラクターの総称としての名称は【スターフォックス】?を参照。 概要 ストーリー ゲームシステム キャラクター 味方 敵 関連作品 紹介動画 リンク 移植・リメイク コメント 概要 スターフォックス 他言語 Star Fox (英語・北米)Starwing (英語・欧州) ハード 【スーパーファミコン】 メディア 8MbitロムカセットスーパーFXチップ搭載 ジャンル シューティング 発売元 任天堂 開発元 任天堂アルゴノートソフトウェア プロデューサー 宮本茂山内溥(エグゼクティブプロデューサー) ディレクター 江口勝也 プレイ人数 1人 発売日 1993/02/21 (日本)1993/03/01 (北米)1993/06/03 (欧州) 値段 9,800円(税別) シリーズ スターフォックスシリーズ 移植・リメイク Switch 【スーパーファミコン Nintendo Switch Online】【ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン】? 日本販売数 約80万本 世界販売数 約299万本 【スーパーファミコン】向けに発売したゲームソフト。 「スーパーFXチップ」を搭載し、SFCの性能では困難とされている3Dポリゴンをゲーム内で描写した3Dシューティングゲーム。 基本的なルールは一般的な疑似3Dシューティングと同様だが、本作はオブジェクトの全てがポリゴンで描写されるという最先端映像を特徴としており、自機・敵・攻撃・アイテムなどのほぼ全てをポリゴンで描いている。 時代が時代故に視認性に難があり、遠近感が掴みにくかったり、常に処理落ちが発生したりと、現代の視点から見ると相当の無理をして作られた作品である事が伺える。 『スターフォックスシリーズ』の1作目として基礎となる世界観は構築されているものの、【スターフォックス64】以降のストーリーはパラレルワールドとして設定されており、本作の時間軸は独立したものとなっていた。 ストーリー上で続き物となった続編の【スターフォックス2】?も開発されていたが、発売中止となった。 しかし、インターネット上で流出した事で一部のファンからは有名となり、後に【ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン】?で公式の作品としてプレイ可能となった。 スーパーFXチップとエミュレーターとの相性が悪く、【バーチャルコンソール】では配信されなかった。 『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』では再現が可能となったようで、それ以降では配信も行われている。 ストーリー ライラット系…。広大な銀河のほぼ中央に位置する惑星集団である。ここに住む全ての生き物は、周りの星々が羨むほどの恵まれた環境の中で、ゆっくりとした時の流れを楽しんでいたのだった、あの男が現れるまでは──────────── アンドルフ皇帝、かつての天才科学者Dr.アンドルフのことである。ライラット系Ⅳ惑星コーネリアで生まれ育った彼は、子供の頃から異彩を放ち、若くして超次元空間における動力機関開発の第一人者となった。しかし、その優れた頭脳を私欲のためだけに使うようになってからは危険な実験を繰り返し、ついにはコーネリア星から追放されたのだった。 時がたち、人々がDr.アンドルフの名を忘れ始めていたある日、コーネリア防衛隊は第Ⅰ惑星ベノムの異常に気付いた。ベノムより発進される、様々な未確認物体。思えばこれがコーネリアに怨みを抱く、アンドルフからの宣戦布告だったのである。 完全にアンドルフ皇帝の軍事基地と化していた、第Ⅰ惑星ベノム。そして瞬く間に、ライラット系の他の惑星にもアンドルフ軍の魔の手は伸びていった。コーネリア防衛隊長ジェネラル・ペパーは、開発中だった超高性能戦闘機アーウィンの戦線投入を決定。だがアーウィンを乗りこなすパイロットを養成するには、事態はあまりにも緊急を要していたのだ。 「そうだ!スターフォックスだ!!」 ペパーは叫んだ。宇宙狭しと名を馳せる、雇われ遊撃隊スターフォックス。彼ら4人に下された任務は、惑星ベノムの奪回とアンドルフ軍制圧である。うまくアーウィンを操り、ライラット系の平和を回復できるかどうか。チームリーダーである、あなたの腕にかかる期待は計り知れない………… ゲームシステム 基本の流れ一般的な疑似3Dシューティングゲームと同じで、自動的に奥へとスクロールするステージを敵を倒しながら進み、ボスを倒せばクリア。道中ではアイテムでパワーアップも可能。クリアした後はシールドメーターが回復。そのマップでの成績が発表され、敵を倒した割合のパーセントでスコアが決定される。敵から攻撃されてシールドメーターが無くなると1ミスとなり、自機が0になるとゲームオーバー。クレジットを消費してコンティニュー可能。 ビューチェンジセレクトボタンで行える。視界を標準・接近・コックピット内に切り替える。右に行くほど敵を狙いやすくなるが、攻撃を避けにくくなる。 ブーストチャージメーター画面右下にあるメーター。ブーストや逆噴射(ブレーキ)をする際に消費する。満タンの時にしかブーストや逆歩車は行えない。減ったエネルギーは自動的に回復する。 スマートボムいわゆるボムシステム。Aボタンを押すと発射し、Aを押したところで爆発する。残弾数があり、ステージ内で回収すれば増える。(初期3個、最大5個)大ダメージを与えられるが3D空間で狙って打たなければならず、扱いが難しい。 部位ダメージ自機のアーウィンはボディだけでなくウイングに被弾することもある。ウイングに被弾するとボディに被弾したときの半分のダメージで済むが、ウイングの耐久力が限界を迎えると破壊されてしまう。壊れたウイングはシールドメーターが回復しても元に戻らず、「ウイングジャイロ」というアイテムで補充しなければならない。 キャラクター 味方 【スターフォックス】? 【フォックス・マクラウド】 【ファルコ・ランバルディ】 【ペッピー・ヘア】 【スリッピー・トード】 【アーウィン】 ジェネラル・ペパー 敵 【アンドルフ】 アタックキャリア 【ロッククラッシャー】? 【ダンシングインセクター】? 【プロフェッサーハンガー】? モナークドドラ? 【スピニングコア】? 【ファントロン】? 【アトミックベース】? 【プラズマヒドラ】? 【メタルスマッシャー】? 【ギャラクティックライダース】? 【デストラクター】? 【ブレードバリア】? 【アトミックベースⅡ】? 【グレートコマンダー】? 関連作品 【スターフォックス64】 【スターフォックス2】? 【ワイルドトラックス】? 【おどる メイド イン ワリオ】 紹介動画 リンク 公式ホームページ 移植・リメイク 【ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン】?初移植。バーチャルコンソール未配信のタイトルだったためか配信時には特に力を入れて発表されており、未発売の続編・『スターフォックス2』と合わせて大々的に広報が行われた。 【スーパーファミコン Nintendo Switch Online】2019/09/06から配信。 コメント 名前 全てのコメントを見る?
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すこのページでは『スターフォックス64』(N64)と、その移植版である『スターフォックス64 3D』(3DS)を紹介しています。 判定はともに「良作」です。 スターフォックス64 概要 ゲーム内容 評価点 問題点 総評 移植 余談 スターフォックス64 3D 追加要素・変更点・評価点(3DS) 賛否両論点(3DS) 問題点(3DS) 総評(3DS) 余談(3DS) スターフォックス64 【すたーふぉっくすろくじゅうよん】 ジャンル 体感3Dシューティング 高解像度で見る裏を見る 対応機種 ニンテンドウ64 メディア 96MbitROMカートリッジ 発売・開発元 任天堂 発売日 1997年4月27日 定価 8,700円(振動パック同梱) 廉価版 1998年3月2日/4,800円(ソフト単品) レーティング CERO A(全年齢対象)※バーチャルコンソール版より付加 配信 バーチャルコンソール【Wii】2007年4月17日/1,000Wiiポイント(税5%込)【WiiU】2016年8月31日/1,028円(税8%込) 判定 良作 スターフォックスシリーズ 概要 SFC版の『スターフォックス』および、開発中止となった『スターフォックス2』の要素を受け継いだ、スターフォックスシリーズの2作目。 プレイヤーはやとわれ遊撃隊「スターフォックス」のリーダーであるフォックス・マクラウドとして、様々な惑星や宙域を駆け巡ることになる。 国内では約64万本、アメリカでは約276万本、世界では400万本以上を売り上げ、「最も売れたシューティングゲーム」としてギネス記録に登録されている。 未だに家庭用STG史上に残る傑作との呼び声が高い作品。 本作はSFC版シリーズのリメイク的な位置づけであるため、SFC版とは時系列や設定上の関連性がない独立した作品となっており、以降のシリーズにおける設定やゲーム要素のベースとなった。 ゲーム内容 フォックスの乗る戦闘機「アーウィン」を操作して、惑星コーネリアから惑星ベノムまで全7面をクリアし、アンドルフ打倒を目指す。 自機の武装は連射できるレーザー、敵をロックオンして放つチャージ弾、弾数制限があるが広範囲を吹き飛ばせるスマートボムの3種。 レーザーはステージ中で見つかるアイテムを取得することで、初期状態のシングルからツインレーザー・ハイパーレーザーと2段階の強化が可能。ただし、ウイングにダメージを受けて破損させてしまうと、強制的にシングルレーザーに戻されてしまう。 ウイング消失中はレーザーの強化ができず、徐々に高度が下がっていくデメリットもある。この状態はステージをクリアするか、アイテム「ウイングリペア」を取得すれば回復可能。 チャージ弾はロックオンした敵を追尾し、さらに着弾点で爆発して周囲を巻き込む。これで複数の敵を攻撃するだけで、直撃を除いた分だけボーナススコアを得られる。 スマートボムも着弾点で爆発するが、チャージ弾と異なりボーナススコアは入らない。ただしその爆風は画面全体近くに及ぶほどの広さで、持続時間も長く強力な攻撃となる。またロックオン中にスマートボムを撃てば、こちらも対象に追尾させることが出来る。 初期状態では3発しかないが、ステージ中のアイテムを取得することで最大9発までストックできるようになっている。 ステージ中には仲間のアーウィンも登場することがあり、通信でヒントを口にしたり、時には敵や障害を攻撃・破壊したり、アイテムを出現させることがある。 仲間のアーウィンも敵の攻撃や自機のレーザーによってダメージを受ける。また、ステージによっては敵に追跡されていることもあり、その場合プレイヤーは対象の敵を素早く倒し、仲間を救援せねばならない。 前作では場面ごとに通信する仲間はランダムであり役割分担もなかったが、本作では仲間によって役割分担(固有の台詞やステージ内でのアクション)が設けられ、欠けた仲間の担当が肩代わりされることはなくなった。 それぞれの専用の役割として、ペッピーは各種操作のアドバイスやボスの攻略法を教えてくれて、スリッピーはボスのシールド(耐久力)をゲージで表示してくれる。そしてファルコはルート分岐の条件に関わる存在となっている。 前作では一度撃墜された仲間は二度と登場しないが、本作では「撃墜される寸前に逃げる」ため、基本的に「今のステージと次のステージだけお休み」にとどまる。離脱のリスクは前作よりは小さい。一方でステージごとの耐久力はむしろ減っているため、ピンチを素早く救えないとあっという間にやられてしまうことが多い。 味方の耐久力は持ち越しで、ステージ終了毎にHIT数に比例して回復する。このため、HIT数を稼ぎにくいステージにはランキングだけでなく味方の被ダメージも大きく響いてくる。 また、プレイヤーたちと同じく高性能戦闘機を操るチーム「スターウルフ」との戦いは、残った味方の人数によって難易度が大きく変動することとなる。 スターウルフは4機それぞれが分担して対応するキャラを攻撃してくるが、味方が離脱しているとその分だけ攻撃がプレイヤーに集中してしまう。 特定ステージではアーウィンの代わりに戦車「ランドマスター」や潜水艦「ブルーマリン」を操る場合もある。 ランドマスターはレーザーのパワーアップがないが、アーウィンよりも耐久力が高いのが特徴。ローリングによる転がり移動や、ホバリングによる短時間の飛行など、戦車とは思えない独特の機動性を発揮できる。 ブルーマリンはアーウィン同様のレーザーのパワーアップがあり、ローリングによる防御も可能。一方でチャージ弾とボムがなく、代わりに弾数無限のホーミングミサイルを主力武器とするなど、こちらも個性的な性能を持つ。 しかしアーウィン以外を操るステージは1周の中で最多でも2ステージ。ルート分岐を駆使すれば一切通過せずにゲームクリアすることも可能であり、あくまでメインはアーウィンによる空中戦である。 スコアアタックの第一歩として、各ステージごとに目標スコアが設定されている。これを達成すればスコア表示が赤く光り、その状態で全員生存させるとそのステージにおける勲章が得られる。 全ステージそれぞれで1回以上勲章を獲得する(獲得状況はセーブされ、次周に引き継がれる)と、敵数が増加するだけでなく、シールドと両翼の耐久力が減少したエクストラモードに挑戦することができるようになる。 ちなみにメニュー画面でメインゲームの項目を「エクストラ」に変えた状態で他モードを選ぶと、エクストラモードの仕様をトレーニングやバトルモードに適用することが可能。また、エクストラモードでのプレイ中は フォックスがサングラスを掛ける と言う粋なオマケ要素もある。隊長としての風格を身に付けた証拠だろうか? トレーニングモード ゲーム中に必要な操作やアイテムの効果は全てここで理解することができる。 ステージ道中の敵はまばらで回復リングも多いが、この他に存在する100個の大きな輪を全てくぐるのは存外難しく、これにハマってしまう初心者もいる。 終点にたどり着くととオールレンジモードの練習になる。このモードで100HITを達成すると… なお、フルボイスの唯一の例外はこのトレーニングモードのガイドキャラ『ヤル・デ・ポン』(タヌキの人でアーウィンを開発した会社の社長)である。ゲーム容量の都合なのか、彼だけは乾いたタイプ音のような音でしゃべる。 最大4人対戦が可能なバトルモードも用意されている。多人数でやれば熱くなること間違いなし。 バトルモードではステージは、惑星コーネリア、惑星カタリナ、セクターZの3種類から選択できる。ルールは相手を倒して最初に規定数のポイントを得た者が勝利となる「ポイントマッチ」、撃墜されれば即座に敗退となる「バトルロイヤル」、飛び回っている雑魚敵を倒して得点を競う「タイムバトル」が選択可能。ハンディキャップも設定できる。 さらに本編で条件を満たすと「ランドマスター」と生身で戦う「パイロット」が選択できるようになり、遊びの幅が広がる。アーウィン以外のマシンはもちろん、 生身のフォックスを自在に操作して戦えるのは今作が初である。 どちらの隠し要素もゲーム中では 完全にノーヒント 。フォックスのCGアートでブラスターを携える姿や説明書の後書きで僅かに隠し要素を示唆する表現が含まれていたが、後に出版された攻略本でその存在を知った人も多いはず。 評価点 登場キャラクターが皆個性的 任天堂のキャラにありがちな「プレイヤーの分身的没個性キャラ」ではなくそれなりのキャラ付けがなされている。かと言って一から十まで固められているわけでもなく、ゲームを楽しむために必要な範囲で過不足なくキャラ付けが施されている。 作中のストーリーはすべて仲間や敵による雑談から攻略のヒント・救援要請といった、ステージの各所に挿入される様々な会話によって織りなされている。これがゲームを盛り上げるのに大きく貢献したことは間違いない。解説モノローグはゲーム開始時のみ。 前作から改変もしくは付記された設定も多々あり、その多くはそのままゲーム内での挙動・仕様に活かされている。「ファルコは好戦的なエース」「ペッピーは壮年のベテランパイロット」「スリッピーはメカに強いが戦闘は苦手なお調子者」といった、メンバー毎の印象的な個性も本作で固まった。 敵キャラもセリフの種類そのものは多くはないのだが、味方キャラに負けず劣らず個性的で印象に残る。例えばスターウルフはその強さも相まって全員が印象深い敵となるが、中でもアンドリューが撃墜されたときに発する断末魔「アンドルフおじさーん(*1) 」は、そのセリフのシュールさからファンの間でしばしばネタにされるほど。 その他、惑星コーネリアのボス「グランガ」を撃破した時の敵兵士の断末魔である「アンドルフさまぁ~~~ ごめんちゃい」も同じく印象的。多くのプレイヤーが本作で初めて交戦することになる最序盤のボスであることや、散り際なのに「ごめんちゃい」と言うシュールさなど、嫌でも記憶に残るセリフの1つである。 さらにゲーム終盤のエリア6に登場する敵兵士「カイマン」も、激戦区と思えない独特なセリフ回しも相まって印象に残りやすい。なお、本作の敵は各種マシン・ロボットや生物兵器「バイオウェポン」が中心でいずれも兵器名・機体名しか判明しておらず、スターウルフ以外のパイロット名は明かされていないため、敵兵士の中で唯一名前が判明しているのも一因と思われる。 任天堂初のフルボイス 前作では効果音に近かったキャラの声は、本作ではステージ中はもちろん、ステージ前後のイベントシーンやオープニング~エンディングの一幕に至るまでフルボイスである。 登場人物は多いが、これらのキャラをたった6名の声優で演じ分けている(*2)。ちなみに本作出演者は全て青二プロダクション所属で統一されている(*3)。先に述べたスターウルフ(4人)との交戦ともなれば、スターフォックス(5人)とは主人公含めた半数以上が兼ね役という状態になるが、違和感なくフルボイスによる掛け合いを演出している。 さらに容量削減のための音声圧縮の都合上、どうしても入ってしまうノイズ及び音質低下を「通信時の音声」という設定として逆手に取る事で、違和感を与えないどころか更なる臨場感に昇華している措置も秀逸である。 なお、聞いてみると分かるが低音質のボイスはステージ内の戦闘中のものに限られており、各ステージ開始前に挿入されるペパー将軍との通信などは比較的クリアなボイスが用いられている。地味ながら、これも臨場感を高める要素の一つであろう。 ボイスパターンも豊富で、特に味方キャラはステージの進行に応じて多彩な反応を見せてくれる。異なる箇所で同じセリフの使い回しをしている部分もあるが、概ね自然な構成となっているため違和感を覚える場面は少ない。 特定の行動によって流れる専用ボイスも多数存在する。味方の誤射や獲物の横取りに対する反応などはよく聞くことになるだろうが、中にはオールレンジモード中に味方の後を付ける、惑星カタリナで友軍を撃墜せずクリアするといった細かいプレイングに対応するものもある。 オーケストラ演奏で統一されたBGMも秀逸なものが多い。 曲全体を見てもステージや状況によく合っている。さらに、ステージが盛り上がる部分ではBGMも盛り上がるなどの配慮がよくなされており、どのBGMも耳に残りやすい。 中でもエリア6のBGMは、まさに決戦の場に相応しい名曲とされている。『スマブラX』では原曲に近いアレンジを加えた物とシンセ音でアレンジした物の2種収録され、『コマンド』ではフォックスの専用BGMに採用された。 後に『ピクミンシリーズ』を担当した若井淑氏がステージBGMを、『マリオシリーズ』などでおなじみとなる近藤浩治氏がメインテーマを含むそれ以外のBGMを作曲している。 計15箇所もの多彩なシューティングステージが用意されているのも見どころ。半数以上は条件分岐が存在し、面毎の条件を満たすことでより高い難易度のステージに進むことが出来る。 それらのロケーションやシチュエーションは豊富の一言。宇宙空間のステージだけ並べても、隕石群・艦隊戦・基地廃虚・母艦強襲への迎撃・敵軍防衛線の突破と、被りは一つもない。惑星ステージも、市街地や砂漠に水の惑星、さらには灼熱の溶岩上を渡るものまで存在する。 戦闘のシチュエーションもただ敵を倒すだけでなく、友軍と共闘するステージや、はぐれた味方を捜索するステージ、ライバルのスターウルフとの対峙などと多彩なパターンがある。ボスもほとんどはステージ終盤で初めて対面するが、ステージの頭から積極的に介入してくる惑星マクベスといった変化球も見られる。 これによるルート分岐は全部で25通りにも及ぶ。本作になかなか飽きがこない要因の一つ。 分岐の条件も「ステージで一定以上のスコアをとる」「出現したボスを一定時間以内に倒す」といったシンプルなものから「ステージ中に特定のポイントを通る」「ボスを無視して特定の手順を踏む」といった特殊なものまで様々。 特定ステージには味方キャラが登場するが、この特定ステージを経由した一部ルートでは、別のステージにも引き続き味方キャラが登場してくれるといった演出もある。 図らずも高難易度面を出現させてしまった場合も、ステージ開始前にて低難度ルートのまま進行し続ける選択が可能。前作と同様の3段階ルートであり、樹形図のライン表示が赤>黄>青の順にルートの難易度が決まっている。 なおルートを変えた場合、一部ステージでシナリオ展開が矛盾するのはご愛嬌。あくまでゲームとしての利便性を優先した結果であろう。 ちなみに1周にかかる所要時間は約一時間。 そして、本作最大の魅力は初心者から上級者まで飽きさせないスコアアタック要素にあるともいわれる。 勲章獲得にはスコアリング上必然的に敵の全滅を狙うことになると思われがちだが、レーザーだけで達成するのはほぼ不可能。有効な相手が限られるが巻き込みによるボーナススコアのあるチャージ弾、ボーナススコアがなく弾数制限付きだが広範囲の敵を一掃できるスマートボムを使い分ける必要がある。 本作で基本となる稼ぎ方は「チャージ弾でまとめて撃墜することによるボーナススコアの増加」。実に単純だが、敵集団のどの敵にロックオンするか、いつ発射するかによってそのボーナスは変動する。これを活かせるかは機体や照準の位置取り、発射のタイミングなどが絡んでくる。 これだけでも極めれば合計1,200~1,800点程度には到達できるのだが、上級者はここでは終わらない。的への直撃を避け、地表に当てたチャージ弾の爆風で敵を誘爆する、さらには何もない空間にチャージ弾を撃ち、その爆風で出現直後の敵を誘爆すると言った芸当を組み合わせれば2,000点を越えることも可能のようだ。 ちなみに誘爆によって+7以上のボーナススコアを出すと、状況問わず味方キャラに褒められる。さらに滅多に起こせないものの、一度に+11以上稼ぐと表示が「GREAT!」になるという小ネタも。 特定条件でのボス撃墜ボーナスなども含め、プレイ中に得られるボーナス点も多数用意されている。破壊できるもののほとんどは得点に関係してくるため、練習すれば着実に「HIT数」という形で自分の実力の伸びを実感できるのがモチベーション維持のうえで大きい。 問題点 ランキングシステムが不親切。 多くのルート分岐や2段階の難易度設定がありながら、ランキングはそれらを全部一まとめにして10位までしか残らない。結果的にランキングは特定の難易度・ルートのものが多くを占め、HIT数の理論値が低いステージが不人気になりやすい。 各ステージの1つ1つを楽しみたいプレイヤーにとっては不親切な仕様。 ステージごとを単独で遊ぶモードがなく、特定のステージを遊びたくとも最初から始めなければならない。 ようやく辿り着いて、そのステージにおけるスコアアタックに挑もうにも、「ステージをやり直す」には後述の難点があるためイマイチ使い勝手が良くない。 ランキングもあくまで総合点で決まるため、お気に入りのステージの点数がよくても総合点が悪ければランキングから外れてしまう。 セクターZの勲章獲得の難度が非常に高い。 グレートフォックスに三度向かってくる計6基のミサイル撃破を目指すステージ「セクターZ(*4)」の勲章スコアは100hit必要。このステージは終始オールレンジモードであり雑魚敵も散り散りに襲ってくるのでhit数を伸ばすのが難しく、チャージ弾とボムのどちらも活用し辛い。TASの記録でさえも110程度、といえばその難しさが伝わるだろうか。 散在する宇宙ゴミを破壊すれば+2のボーナスがあり、勲章獲得のためには取りこぼしはできないが、薄暗いステージであるため見つけにくい。 しかも、ミサイルの飛来イベントは時間経過での発生かつその時間も短い為、かなり急ぐ必要がある。後述の要素と合わせて、全体的に素早く効率的に(アドリブもそれなりに混ぜて)動く必要がある。 ミサイルの撃墜スコアには+10のボーナスがある。ただ、このステージでは仲間も積極的にミサイル破壊を行うのが障害になっており(*5)、1基でも撃墜を奪われると勲章獲得はほぼ不可能になってしまうので運の要素が強く絡んでくる。 仲間を敵に追い回された状態で放置するという方法もあるが、離脱されてしまうと勲章の獲得条件を満たさなくなってしまうため調整が難しい。 おまけに惑星ゾネス経由で来ると、キャットという味方がもう一人増える。勲章を狙うプレイヤーにとってはありがた迷惑である。 ただでさえ難易度が高く、更にスコアを稼ぎ辛いステージである為、通常のプレイにおいてもセクターZを避けて黄色ルートの惑星マクベスを経由するプレイヤーはかなり多い(*6)。 操作コンフィグがない。 本作は上下移動の操作が強制的に反転しており、カーソルを見た目通りの方向に動かせないため、人によってはかなり致命的なポイントとなる。 特定のステージで、半永久的にスコアを稼げてしまう裏技が存在する。スコアアタックでは邪道とみなされることが多い。 一応、このスコア稼ぎそのものの難易度が高いこともあってか、後述の3DS版でもほぼそのまま残されている。 失敗したり、やり直しした時の保険が一切ない。 この作品に限らずSTGにはしばしばあるが、こちらがやられた時や、ステージのやり直しを行った場合は強化状態などが全て初期化されてしまう。 ただし本作のパワーアップ要素は「3段階のレーザーの強化(ステージ間持越し)」と「ボムの弾数(ステージ間持越し)」と「ゴールドリングを3つ集めての最大体力増加(ステージクリアで解除)」だけなので、大幅な変化が生じがちな他のSTGに比べるとマイルドな方ではある。なお、初期状態ではシングルレーザー・ボム3発・体力基本(リング数0)から開始する。 前述のようにウイングが壊れてもシングルレーザーに戻る上、ウイングを修復してもレーザーは回復しないので、この点でも「失敗したら余計難易度が上がる」という流れに悩まされる。 また、翼を失っている状態ではレーザー強化アイテムが強制的にウイングリペアに置き換わるのだが、結果的にレーザーの強化が一手間増える形となるため、この仕様も立て直しが困難な要因になっている。 この問題が顕著に出るのが惑星ベノム2におけるスターウルフ戦。 このステージで登場する「ウルフェンⅡ」は元のウルフェンを大きく上回る性能を有しており、ツインレーザーによる攻撃とチャージ弾とボムを無効化するバリアを併せ持つ。さらに機動力もアーウィンを凌駕しているため、プレイヤー含めて背後を取られ放題になる。 味方は放っておくと瞬く間にやられてしまうが、プレイヤー側も攻撃できる時間が非常に短い上にレーザー以外の攻撃が効かず、さらに幾ら躱してもすぐに背後を取られるため、とにかく素早く撃墜する以外の攻略法が取りづらい。 しかし、この戦闘で負けると、ただでさえ強い相手に初期状態で挑まざるをえなくなる。ステージの構成上開幕スターウルフ戦になるので強化アイテムの入手もほとんど期待できず、プレイヤーによっては最悪詰む事もあり得る。 一応、ウルフェンにダメージを与えると一瞬ふらつくが、そのふらつきによって地形などの障害物に接触させると一撃で撃墜できたりする。狙ってやるのは難しいが…。 「ステージをやり直す」コマンドが使い難い 前述した「ステージをやり直す」だが、これを選択すると残機を1つ減らしてステージを最初からやり直せる。しかし、「コース突入時の状態」ではなく、残機を1つ減らして自機は初期状態から開始することになる。 このため真っ先に思いつく「スコアアタック時に失敗したからやり直す」目的では、最弱状態から始めても高得点を取れる状況でない限り活用できない。 「作戦完了ルートに行くのに失敗したからやり直す」などの目的では地形にぶつかったりして自滅すれば済むが、自滅し辛い場面もなくはないため、こちらなら一応選ぶ余地はある。とはいえ、コースクリア後でもこのコマンドは選択可能だが。 致命的なバグがある。 惑星ベノム2にて基地内の突入デモへと切り替わるシーンで、この時に自機が突入口の真上にいると、フォックスは突入口の辺りを無限ループしてしまい詰む。スターウルフを倒した後は基地から離れるのを意識しておくこと。 1つのコースで512hit以上稼ぐと、ランキングで256hit少なく表示される。後で256を足せば同じことではあるが少し不便。 WiiのVC版では、511hitで打ち止めにするという荒技で対応されている。 あくまで『本編のオマケ』と言うべき対戦モード 本作は対戦で盛り上がるニンテンドウ64のソフトとして有名だが、本編と言うべきメインゲームの素材を流用して作られた対戦ツールにしか過ぎず、単なる撃ち合い以外にルールが存在しない他、CPU対戦が出来ない等の欠点が目立つ。 ちなみに1人プレイでも対戦モードを遊ぶ事は出来るが、その場合はプレイヤー1人がステージに放り出される事になる。一体何をしろと言うのか…。 隠し要素であるランドマスターとパイロットを解禁させても、各機体(?)ごとに耐久力も当たり判定も異なるせいで泥試合になりがちであり、対戦する時は使用する機体を縛る等して独自のルールを設ける必要があるかもしれない。当然機動力では自在に飛べるアーウィンが有利な為、『 やっぱり戦闘機が一番強い 』と言う結論に至ってしまう。ただし、アーウィンに関しては障害物に接触するだけでダメージを受けてしまうと言う欠点が存在する為、一概に万能と言う訳ではない。 一応、ランドマスターは耐久力が高くこのモードのみツインレーザーを撃てるといった強みがあるものの、パイロットはチャージ弾が撃てず、生身故に地上しか移動出来ない上にブーストやローリングも使えず、ボムを一発受けただけで即死するほどの耐久力しかないなど、ほとんど劣化ランドマスターでしかないため非常に弱い。強いて利点を挙げるなら、手持ちのバズーカによるレーザーの連射性能が高い点や、その場に静止できる分少しだけ小回りがきくという程度。 総評 至って単純なシステムを持つ本作の魅力はゲームの攻略(中でもスコアアタック)に集約されていると言える。 ギミックや敵の配置、その登場・退場タイミングは練られており、自分の工夫1つで見る見るうちに点数が伸びる喜びや、操作のちょっとしたズレがスコアに現れていくなどやりこみの深さをもたらしている。 ストーリーはその上述した楽しみを阻害しない程度のシンプルなものになっているが、第三者の視点でシナリオを傍観するのではなく、 プレイヤー自身がキャラクターからアドバイスや応援を受けているような演出が徹底されているのもゲームを盛り上げている一因といえる。 シンプルだが味わい深いゲームは現代においてもなかなか見つけることはできない。 ファンだけでは無く、他社の開発者からも注目され、後のゲームに影響を与えたことも、本作の高評価が本物である証拠だろう。 移植 WiiおよびWii UのVCでも配信されている。主な違いは以下の通り。 N64版・Wii U版では振動機能があるが、Wii版では振動機能が無い。 アーウィンのエンジンから噴出する炎のエフェクトが半透明になっている。 エリア6のボスのビームの色はN64版では黄、橙、赤、ピンク、白が鮮やかでペカペカした目に悪い色だが、VC版では黄、橙、赤、ピンク、白が薄く、ピンク色だけ伸びている。 アンドルフを倒した後の脱出時、VC版では画面全体が若干暗くなっている。 ダメージを受けたときなどのフラッシュ効果が控えめになっている。 惑星マクベスのボスを倒した後のフラッシュ効果が削除されている。 処理落ちが無くなった影響で一部の演出が変わって見える。 上述通り、ステージごとのhit数に511点の上限が設定された。 2021年10月26日に『NINTENDO 64 Nintendo Switch Online』初期収録作品の一つとして配信された。 余談 惑星マクベスと惑星ベノム1のボス戦は逃げる相手を追いかける構成となっているのだが、実は双方共に終点が存在する。ボスと一定時間戦い続けていると終点に辿り着いてしまい、自機が強制的に撃破されて終了となる。下記の3DS版でも再現可能。 マクベスでは専用セリフも用意されているので、強引な締め方も含めて一見の価値はある。ただし実際に終点に着くまではかなりの時間がかかる上、ボスを倒さずに回避に徹する必要もあるので難易度は高め。 キャラクターや戦闘機、惑星のデータ等の、本編では語られない細かい裏設定が豊富に施されている。 そうした設定の一部は公式ガイドブック(攻略本)によって公開されている。 パイロット操作の余談 当時の開発スタッフの清水隆雄氏と今村孝矢氏によると、パイロットでの戦闘は 「メインゲームの終盤でフォックスとアンドルフの直接対決を実装する予定だったが、納期が迫っていた為に実現せずに、当時の開発スタッフに無理を言ってバトルモードでパイロットの戦闘だけ実現して貰った」 との事。公式ガイドブックの対談によると企画段階まで進められていたらしい。 なお、この「生身のフォックスvsアンドルフ」の構想は、後年に掲載された漫画版「さらば愛しのファルコ」にて実現している。また白兵戦要素そのものも、後のGC2作において本格的に実装されることになる。 アクションの中にはジャンプも存在するが、垂直に跳ねるだけで特に使い道の無い謎仕様となっている。ちなみにパイロットが壁に密着した状態で他のパイロットが上に乗るようにジャンプすると、そのまま上に引っ掛かってしまう。勿論、一種の不具合で何の意味もないが一部では「肩車」「合体」などとネタにされることも。 なお、後に発売される『アサルト』とは事なりキャラ毎の性能差はない。そのため、 最年長且つ太り気味なペッピーとEDでトロ臭いことが判明しているスリッピーも、フォックス&ファルコと同じ速さで疾走する 。とはいえ、 実際操作すると分かるが挙動と言い性能と言い、彼らもそれなりに鍛えているのだろうと言わんばかりのシュールさがあり、 高難易度の使用可能条件を達成した故の感慨深さがある。 本作のCMは幕張メッセ内で撮影を行い、出演者はなんと総勢約350人に加え、女優米倉涼子氏を起用したかなり大規模な内容になっている。また振動パック初対応ソフトだからか、振動パックを強調した部分も多い。 エクストラの中には計150人以上の若手芸人が出演しており、かのお笑いコンビX-GUNやネプチューン等が出演していた。さらに余談の余談だが、実はオセロ(*7)やデンジャラスも出演している。興味がある方は是非ご覧いただきたい。 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズにフォックス・『DX』からファルコ・『X』からウルフが参戦している。 フォックスは『初代』から『SP』まで皆勤賞。フォックス・ファルコともにスピードタイプ寄りのファイターでシリーズ通して上位の強さを持っている。 ウルフは4作目『for』ではリストラされたものの、『SP』では再び参戦を果たした。 同じニンテンドウ64で発売された『ゼルダの伝説 時のオカリナ』に、何故かアーウィンの没データが収録されている。詳しくは項目の余談参照。 また、続編『ムジュラの仮面』で入手できる「仮面・お面」の中には、本作のスターフォックスの新旧メンバーと同じ「狐・鳥・兎・蛙・豚の動物を模したお面(*8)」があったりする。しかも、これらのお面はゲーム中でも横1列に並んで表示される。 ヨーロッパでは『Lylat Wars』のタイトルで発売された。 スターフォックス64 3D 【すたーふぉっくすろくじゅうよん すりーでぃー】 ジャンル シューティング 対応機種 ニンテンドー3DS メディア 1Gbyte3DSカード 発売元 任天堂 開発元 任天堂、キューゲームス 発売日 パッケージ 2011年7月14日ダウンロード 2012年11月1日 定価 4,800円(税5%込) プレイ人数 1~4人 判定 良作 追加要素・変更点・評価点(3DS) ジャイロ操作に対応した「ニンテンドー3DSモード」が追加され、直感的な操作が可能になった。なおスライドパッドでの操作にも同時に対応しているので、新ハードにありがちな「新要素を無理やり使わされている」といった感覚は全くない。 従来の遊び心地・バランスをそのまま再現した「ニンテンドウ64モード」も搭載されている。 64版では存在しなかった上下操作の反転オプションといったコンフィグも追加され、ハードの違いによる操作性の変化に対してもしっかりとした配慮が見られる。 グラフィックが格段に進化した。 キャラクターはもちろんだが、背景が鮮明になったことは特に高い評価を受けている。宇宙ステージでは「星空が美しい」、海中ステージでは「水の質感が伝わってくる」など。 惑星ゾネスでは雨が降るなど、64版では存在しなかった演出も追加されている。 エフェクト類も進化しており、爆炎やビームなどの光系のエフェクトは透過処理が行われている。 フレームレートも安定しており、64版では大幅にゲーム速度が下がってしまっていたシーンでも60fpsを保っている。 『アサルト』に倣い、1度クリアしたステージは「スコアアタックモード」で何度も遊べるようになった。 64版での最大の欠点だった「ステージ2以降を遊びたくても最初から進めなければならない」という不満点が解消された。 ただし、流石に直前のステージ状況は考慮されないため、ビルやキャットが初登場ステージ以外に現れることはない。 同様に、64版では1つしかなかった勲章も『アサルト』に合わせてステージごとに3つ用意された。自分のレベルに合わせた目標を狙っていくことで、プレイヤーの間口を広げている。 バトルモードにも進化が見られる。これも『アサルト』を意識した追加要素が多い。 64版での遊びごたえのなかったステージ(平面に障害物をいくつか置いただけ)を一新し、独自の地形を持つステージを用意。 レーザーとボムしかなかったアイテムの他にも対戦限定の新アイテムが追加された。 ローリングには連続使用に制限が追加されており、これによって対戦ならではの立ち回りや戦略性を生じさせている。 コンピューターを相手に据えることが出来るようになり、一人でも対戦が出来るようになった。 対戦中、内側カメラでプレイヤーの顔をアイコンにする機能がある。ちょっとしたお遊びにもどうぞ。 1ステージクリアするごとにオートセーブされるようになり、プレイを中断できるようになった。 さらにステージ途中でリセットすれば、レーザー・ボムの状態を維持したままステージのやり直しができるようになった。64版の難点であったリトライ面の仕様を改善しており、良く言えば「納得のいくスコアが出しやすくなった」、悪く言えば「一発勝負の緊張感がなくなった」とも。 ただし中断・再開を行わずにクリアすると、「ノーコンティニュー」メダルがランキングに記録される仕様となっているため、コンティニューの有無によるプレイスタイルの住み分けもきちんと考慮されている。 一部台詞の変更とボイスの追加が行われた。 基本的には64版と同じ文面となっているが、ごく一部の台詞に修正が入っている。 台詞修正の例としては、惑星アクアスでのファルコの台詞「こんな物、後にも先にも1回きりだぜ!」が分かりやすい。64版では同ステージで2度同じ発言をするため、やや不自然だった(*9)が、今作では2度目の台詞が「だからぁ、こんな物、後にも先にも1回きりだぜ!」と修正され自然な構成になっている。 下記のCV変更や容量面で余裕ができたためか、トレーニングモードの「ヤル・デ・ポン」もフルボイスとなった。64時代に遊んだ人の一番のサプライズはここかもしれない。 ボスと対峙した時、ボスの名前や機体名・肩書が表示されるようになった。 64版においては攻略本などでしか確認できない情報であったため、ここで初めて名称を知ったプレイヤーも多いのではないだろうか。カイマン以外のパイロット名は不明なままだが 64版にあった致命的なバグは修正されており、通常プレイにおいて進行不可となる現象は起こらなくなった。 ただし、極一部のスコア稼ぎ可能なポイントなどはそのまま。とはいえ実際に活用するにはそれなりに技量が求められる部分であり、ゲームの進行上で問題にならない部分はそのまま再現する方針なのだろう。 賛否両論点(3DS) CVが一新された。 64版をやり込んだ人ほど違和感を覚えてしまう。 ただし、6名という総人数とそれぞれの配役は変わっておらず、できる限り64版に近い声色を再現しようとしており「慣れれば何とも思わない」という意見も少なくない。 なお、CVが一新されたのは「64版でペパー将軍などを担当した郷里大輔氏が2010年に他界した為」であるとニンテンドードリーム第209号のインタビューにて語られている。 今作の出演者は全員が賢プロダクション所属で統一されている。このためか現在でも活躍している阪口大助氏(64版でナウスなどを担当)なども変更されている。 CVと似た事情で、BGMにもやや変化がある。 曲とその構成自体は64版とほぼ同一なのだが、ハードの違いや音源の変化などもあってか、64版とはBGMの印象が異なる部分がある。 こちらも「慣れれば何とも思わない」という意見は少なくないが、64版そのままの音色を期待すると肩透かしを食らうかもしれない。 また、バトルモードのBGMは全て新曲に差し替わっている。これらの新曲そのものの評価は悪くはない。 一部のエフェクトが抑えめの表現に変わっている。 わかりやすいのが惑星マクベスの作戦完了ルートのボス撃破演出で、爆発のエフェクトそのものは美麗になったが、64版と比べてエフェクトの規模はかなり小さく地味になってしまった。 VC版と同じく、目に負担を強いるフラッシュ効果などを抑えめにした結果の一つであろう。本作では立体視もあって目への負担はさらに大きいため、ある程度はやむを得ないといえる。 1Pモードでのコックピット視点が削除された。 とはいえ、64版でのコックピット視点は視野が狭くなるほか、ローリング時に視点ごと一回転してしまう難点もあり、元より実用性のある要素ではなかった。 今作で追加された立体視やジャイロ操作ともやや噛み合わない仕様のため、新要素と噛み合わず使い勝手も悪かった仕様を削除したのは妥当とも言える。 なお、コックピット視点は次回作の『ゼロ』にて、より進化・洗練された形で再び採用されることになる。 一部モードでランドマスターやブルーマリンを操作する際、ステージ冒頭で各機体の操作説明が必ず挿入される。初心者には優しいが、繰り返しプレイする時は少々煩わしい。 説明の裏ではBGMも流れ続けるため、ステージとBGMの盛り上がりが微妙にズレる場面もある。一応、プレイング次第でなんとかなる範囲ではあるが。 問題点(3DS) バトルモードが一新された関係で、一部失われた要素がある。 ランドマスター戦とパイロット戦が廃止され、残念ながらアーウィン以外での対戦は不可能に。 上記のようにBGMも一新されたため、64版の楽曲では唯一バトルモード時のBGMだけが未収録となっている。 オンライン対戦にも対応していない。『アサルト』と違って対戦にそこまで重点を置いたゲームではないので、一人でバトルモードに熱中するには少々微妙な出来。 総評(3DS) 64版の魅力を一切殺すことなく、新ハードの特性や『アサルト』のシステムを上手くとりいれることで、より多くの人がより快適に遊べる作品となった。 一月前に発売された『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』に話題を持っていかれてしまったことは否めないが、同じニンテンドウ64における名作のリメイク作としての出来は、こちらも決して引けを取らない。 シリーズの低迷が続いていた為か、国内では売り上げは約13万本と残念な結果になってしまったが、64版をやり込んだ人でも十分に楽しめる、3Dシューター復活の一作である。 ファンにも新規ユーザーにも是非、一度は手に取って見て欲しい。 余談(3DS) 本作をベースに一から作り直されたWiiU版『スターフォックス ゼロ』が2016年4月21日に発売された。CVも3DS版と同じ面々で、総人数も引き継いでいる。 発売後の2012年5月頃には、ガチャポン形式の組み立てキットとして『任天堂 メカニックキットコレクション』が発売され、本作からは「アーウィン」「ランドマスター」「ブルーマリン」の3種がラインナップ入りしていた。他には『スティールダイバー』の機体が収録されており、任天堂作品のメカとして共に貴重な立体化を果たしている。
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スターフォックス64 スターフォックス64データ 概要 他作品との関連 データ 任天堂:2007年4月日配信 任天堂:1997年4月27日発売 ジャンル: プレイ人数 1人 コントローラ:リモコン・GC・クラコン 使用ブロック数: 攻略ページhttp 紹介ページhttp 概要 他作品との関連 どの作品からプレイしても楽しめるようになっている VCで配信されているソフトスターフォックス? VC配信が期待されるソフト 現在入手できる中でお勧めソフト